ねこ背には4つのタイプがある!それぞれに合った矯正法を紹介
ねこ背のタイプは、4つに分類することができます。各タイプの解説と、おすすめのストレッチをご紹介しましょう。
① 円背型ねこ背
読んで字のごとく、「背中が全体的に丸くなっている」タイプです。このタイプには、背中の中央部から丸くなる人と、胸椎(胸の骨)の上部付近で急激に丸くなる人がいます。
円背型の人は、肩甲骨を寄せる動きを取り入れても、なかなか効果が上がりません。このタイプは、脊椎を構成する1つひとつの骨である椎骨の動きが悪くなっている傾向があります。しかも、その状態で”形状記憶”されているために、脊椎が丸まったままの状態で固まっているのです。
この動きの悪くなった脊椎に有効に働きかけることができるストレッチが、「胸骨持ち上げ」です。
【「胸骨持ち上げ」のやり方】
① 胸の中央にペンや割りばしなどを縦に置き、片方の手で押さえる。
② 息を深く吸う。このとき、ペンが胸と一緒に上がるように胸を広げる。吸いきったところで10秒キープした後、ゆっくり息を吐く。
② 前肩型ねこ背
横から見たときに、肩が前に出ているタイプです。前肩型の人は、肩関節の可動域が狭くなっており、腕が上がりません。野球や水泳など肩を使うスポーツをやっている人の場合、肩を痛めやすい傾向があります。
このタイプにおすすめのストレッチが「肩回し」です。これは、その名のとおり、肩を回す運動です。肩の可動域を広げる効果もあります。
【「肩回し」のやり方】
① 両肩を後ろに回す。その際、できるだけ大きな円を描くつもりで10秒かけてゆっくり1回回す。肩甲骨も同時に動かすことを心がける。
② できるだけ後ろまで肩を回し、最後は力を抜いて両方の肩をストンと落とす。
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