新米に舌鼓！土鍋ご飯が
とびきりおいしい和食店で、晩ご飯を

お仕事帰りに同僚と。大切な家族や友人と。
心からおつかれさまと伝えたい日のレストランを厳選してご紹介します。

一年でいちばんご飯がおいしいこの時期、ご飯に並々ならぬこだわりを持つ和食店で、日本酒の杯を傾けながら、ニッポン人に生まれた幸せ、感じてみませんか。土鍋の蓋を開けた瞬間、仕事の疲れも、吹き飛んでしまいそう。

鯛、雲丹、真鴨……。炊き込みご飯が選べる和食店
九段おおつか（九段）

店主の大塚和馬さんは、「茶寮つくし」、その系列店である「さ和長」と、"つくし"ひと筋の料理人。待望の自店を構えるにあたり、その"つくし"を代表する炊き込みご飯を、看板料理にしたといいます。米は、具材の味を損なわないよう、甘みが立ちすぎない、もちもちとした食感の佐渡産コシヒカリを使用。調味料を控えめに土鍋で炊く炊き込みは、常時４種。頭を豪快に炊き込む鯛ご飯は、蓋を開けた瞬間に広がる木の芽の香りもごちそうです。がっちり締めたい向きには、ボリューム感がある、珍しい真鴨の炊き込みもあり。コースの椀物や揚げ物、煮物も実に真っ当で、味やインパクトが強すぎないよう配慮されていて、締めのご飯が心ゆくまで味わえます。

• 焼いた鯛の頭をカツオだしで炊き込む鯛ご飯は、コースのほか、単品でもオーダーできて￥2600。炊きあがりを見せてくれた後、サーブしてくれます。
• コースから、蓮根豆腐と松茸のお椀。すりおろした蓮根を葛で練り上げた豆腐は、わらび餅のような食感。鮪節で引いた一番だしの吸い地がとてもよく合います。（季節による）
• 客の食事の進み具合を見ながら、ひとりで料理を作る大塚さん。「和の食 いがらし」でサ ービスをしていた妻、花恵さんのこなれた接客も気持ちいい！

 

【九段おおつか】　東京都千代田区九段南2-4-12アビスタ九段ビル2F 03-5215-5137 11:30～13:30LO、18:00～20:00最終入店　休日：不定休 テーブル12席　昼は親子膳￥1200など４種、夜は季節のおまかせコース￥8000、¥10000、¥12000あり。純米酒１合￥700～、ワインはグラス￥650～（すべて税込）