「背が高くて髪がとってもとっても長くてすごく短いスカートを履いた女の子」と評された彼女は、身長172センチ。ミニスカートをいち早く履きこなし、1968年にパコ・ラバンヌが彼女に贈ったダイヤとゴールドで作られたメタリックのミニドレスにより、一躍ファッションアイコンに。
今では伝説となりTikTokやPinterestで若者たちのアイコンとなっている彼女ですが、しかし彼女自身は自分の外見に自信がなく、20代の頃には「体型がわかるものは一切着たくない」と思っていたのだそう。そのためデニムにテーラードジャケットを好んで着用し、オペラ座にはタキシードスーツで登場。それがアンドロジナスでシックなフレンチ・ガールスタイルとして人気を博したというのだから、世の中わからないものです。
そんなフランソワーズのスタイルについて、人気デニムブランド「Frame」のクリエイティブディレクター、エリック・トルステンソンは「彼女のワードローブは、我々の世代のスタイルのクラシックを定義しました。トレンチにタキシード、ブルトンハットにフレアデニム、つなぎにバイクのヘルメットを、信じられないほどシックに見せたのです」とコメント。今年2月のミラノ・コレクションでは、トム・フォードが自身のランウェイのルックに「フランソワーズのエッジを効かせた」と話していたばかり。
多くの人々をインスパイアするフランソワーズの音楽とスタイルは、これからも永遠に語り継がれていくことでしょう。
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