一方、“火10”ドラマ『西園寺さんは家事をしない』は、『海のはじまり』に比べると、コメディ色が強そう。“ラブストーリーの月9”が戻ってきたら、火10との棲み分けはどうなるのだろう? と思ったこともありましたが、同じシングルファーザーを主人公に据えた物語でもここまでカラーがちがうとは! 枠の個性が、しっかり出来上がっていて安心しました。
『西園寺さんは家事をしない』の主人公・西園寺さん(松本若菜)は、アプリ制作会社でバリバリ働く38歳の独身女性。「掃除なんてしなくても死なない」「料理しなくてもご飯は買えるから問題なし」「服やパンツは全自動洗濯乾燥機から取り出してそのまま着れば効率的」と創意工夫を凝らして家事ゼロの暮らしを実現させている……というのが現代っぽくて面白いです。
また、西園寺さんが働く会社に転職してきた訳ありシングルファーザー・楠見(松村北斗)とひょんなことから“偽家族”として同居することになって? という展開も、“火10”らしくていい! ちなみに、『西園寺さんは家事をしない』の原作者のひうらさとるさんは、あの名作『ホタルノヒカリ』を書かれたお方! 『ホタルノヒカリ』も、女性だからしっかりしなきゃいけない〜とか、家事がをこなせなきゃいけない〜とか、そういった固定観念をぶち壊してくれる作品だったので、『西園寺さんは家事をしない』も期待大です!
学園ドラマのキーワードは“クセ強”教師?
学園ドラマの魅力は、たくさんの新人俳優たちと出会えること! 2011年放送の『鈴木先生』(テレビ東京系)や、2012年放送の『黒の女教師』(TBS系)や、2013年放送の『幽かな彼女』(カンテレ・フジテレビ系)のように、何年後かに振り返ったときに「こんな豪華なキャストたちが集結してたの!?」となったりするのかな〜と思いながら観るのが、おすすめの楽しみ方です。
まず、『ビリオン×スクール』の注目キャストは、バラエティ番組でも大活躍中の“九九ニキ”こと松田元太さん。春ドラマ『東京タワー』(テレビ朝日系)では、MEGUMIさんとかなり濃厚なラブシーンを繰り広げていただけに、「この直後に学園ドラマ!?」と驚きましたが、きっと今作でも爪痕を残してくれるはず!
そのほか、『いちばんすきな花』(フジテレビ系)で“美鳥ちゃん”の学生時代を演じて大きな話題を集めた上坂樹里さんや、2025年スタートの大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK総合)への出演も決まっている水沢林太郎さん、超特急のメンバーで近年は俳優業も好調の柏木悠さんなどなど、次世代スターが大集結!
『素晴らしき哉、先生!』も、『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(2023年・日本テレビ系)で一軍女子がハマり役すぎる! と話題を集めた茅島みずきさんや、『花のち晴れ 〜花男 Next Season〜』(2018年・TBS系)で学園を仕切る“C5”の一員・一茶を演じた鈴木仁さん、アイドル活動を経て、女優業でも邁進中の矢吹奈子さんなど、Z世代に人気のキャストが多数出演します。
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