17歳で渡米し、トップモデルの地位を築いた冨永愛さん。チャリティー活動を精力的に行い、最近ではドラマで俳優としても大活躍。40代に突入し、さらに活躍の場を広げています。そんな冨永さんが「自分で自分を幸せにする」方法を綴った著書『冨永 愛 新・幸福論 生きたいように生きる』(主婦の友社)が発売されます。今回は、年齢を重ねることとどう向き合うか?についてお話を伺いました。
冨永愛
17歳でNYコレクションにてデビューし、一躍話題となる。以後、世界の第一線でトップモデルとして活躍。モデルのほかテレビやラジオパーソナリティ、イベント、俳優などさまざまな分野にも精力的に挑戦。俳優としては、2019 年放送のTBS日曜劇場『グランメゾン東京』をはじめ、 2023年から放送された NHK ドラマ10『大奥』では吉宗役として主演を務め話題となった。
日本人として唯一無二のキャリアをもつスーパーモデルとして、チャリティ・社会貢献活動や日本の伝統文化を伝える活動など、その活躍の場をクリエイティブに広げている。2024年4月、全国の伝統文化を訪ねる番組「冨永愛の伝統to未来」 (BS日テレ)がスタート。
公益財団法人ジョイセフアンバサダー、消費者庁エシカルライフスタイル SDGs アンバ サダー、ITOCHU SDGs STUDIO エバンジェリスト。
著書に『冨永愛 美の法則』『冨永愛 美をつくる食事』(ともにダイヤモンド社)ほか。
2024年6月28日発売『冨永 愛 新・幸福論 生きたいように生きる』(主婦の友社)。
安定することは幸せなこと
ーー40~50代になると、全てが安定してきたゆえに、全部底が知れてしまう、何をやってもときめかないといった、「ミドルエイジクライシス」に陥る人もいます。冨永さんはそういったことは感じないですか?
冨永愛さん(以下、冨永):私は感じないですね、全然。ミドルエイジクライシスになるのは、毎日同じことを繰り返す生活が続いているからじゃないでしょうか。私の場合、仕事が特殊なので、定時もないし、毎回場所も違うので、すごくわかりやすく、ミドルエイジクライシスに最もなりにくいパターンではあると思うんです。同じ時間に起きて同じ電車に乗って同じ場所に行って同じ人たちと仕事をするという生活をしていると、きっとそういうふうに感じやすいんでしょうね。であれば、ちょっとルーティーンを変えてみるといいかもしれません。
あとは、ミドルエイジクライシスって、結局、いろいろなことに慣れてきちゃってる年齢ってことですよね。仕事もちゃんとあって、割と充実もしていて、何となく先も読めてきてるっていう。でもそれって本来は幸せなことだと思うんですよ。絶対に幸せなことのはずなんです。それに気づけていないだけ、なんじゃないかな。幸せだと気づいていないから、クライシスになっちゃうんだと思います。本当はクライシスとは真逆の状況なんじゃないかと思うんですよね。
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