ノースリAライントップスはあえて一枚で。スカート見えパンツとのバランスも◎
2着目のコーデは、テラコッタ色のノースリーブプルオーバーが目を引きます。主役級のトップスで9900円という価格も嬉しいです。
「このトップスは人気が高いです。白黒に加えてドライな感じのブラウン系カラー。シルバーのネックレスとも合いますね。メッシュ素材で凹凸があるので体にまとわりつかない、タオルのような素材感が気持ち良いです」と、目黒さん。こちらもノースリーブで、ノースリーブ慣れして腕がきれいな目黒さんは良いですが、なかなか一枚で着る勇気が出ません。
「大丈夫です。Aラインで広がりがあるので、体のラインが出ません。腕も安心して出せます」と、目黒さんの励ましの言葉が。室井さんも「一枚着るだけでサマになっておすすめです。この素材と広がりで存在感があります」と一枚で着ることを推奨。
今回コーデしていただいた、ネイビーのパンツがボリューミーでロングなので、腕を出してもバランス的に良さそうです。
「エレガントなライン、EFFE BEAMS の『ビジューボタン パンツ』はスカート見えして、ブラウン合わせもとても素敵です。今回のコーデの中でもっともスタッフが沸いてました」(目黒さん)
そんな人気のパンツだと思うと購買欲が刺激されます。高級ラインなので35200円とのことですが、かなり着回し力が高そうで週3回位はけるかもしれません。
「マキシスカートのように見えるパンツで、ウエストにタックが入っているのでウエスト周りがすっきりして見えます。Aラインのトップスとも合っています」と、室井さん。スカート見えするシルエットのパンツも、Aラインですっきり見えることを体感。
目黒さん伝授・初心者がノースリーブに慣れるコツ
そして、目黒さんがノースリープのコツを伝授してくださいました。
「ノースリーブの勇気が出ないという方は、自分の腕が見慣れなくて出したくなくなるというのもあるので、挑戦したい方は、まずお家の中で出してみるのが良いと思います。外に出るときは、カーディガンを巻いたり、シャツやジャケットを肩にかけるところから始めていくと、だんだん出せるのかな、って思います。ノースリーブをお休みしちゃうと、どんどん出したくなくなる。まずは他人の目は気にせず、自分の目を慣らすのがポイントです。ノースリーブを着こなせると、休日に楽しめるおしゃれの幅が広がります。体を動かすきっかけにもなります」
目黒さんは真冬の2月、3月以外はニットのノースリープなどを着用されているとか。自分の目も人の目も慣らしまくりです。夏場、半袖で日焼けしてしまうとますます腕を出しにくくなるので、夏前から挑戦するのが良いのかもしれません。まずは知り合いと会わなそうな街や旅先などで……。
ただ、私の中でノースリーブというと、合コンで女性が男性の気を引くために上着を脱いでノースリーブ姿でドキッとさせる、という、何かのドラマで見たようなイメージが焼き付いています。編集担当のTさんに「ノースリーブを着ても男ウケを狙ってると思われないでしょうか?」と念のために確認すると、「そういうのは20代くらいまでのイメージなので、今着ても誰も気にしないのでは?」とのこと。言われてみたら、男性を意識する場面や合コンの機会もなく……。自意識過剰気味でした。
今、ノースリーブを着たら「元気そうで良かったですね」くらいに思ってもらえるかもしれません。健康的でオープンマインドな印象を与えるためにも、大人のキャラ変として挑戦する価値はありそうです。
(次回、目黒さんオススメ夏向けワンピース着こなし提案! 7月14日配信予定です)
ビームス目黒越子さんオススメ「ノースリーブ」アイテムを、室井由美子さんがこなれスタイリング!
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「アラフィフの壁」を無理なく、軽やかに越え続ける漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんが、自らのアンテナに引っかかった事象を紐解く連載です。今回は特別ゲスト、ビームスディレクターの目黒越子さん登場です! 目黒さんオススメの旬アイテムを、なめ子さんのファッション師匠でもあるスタイリストの室井由美子さんがスタイリング。目黒スタイルの人気の理由をなめ子さんが分析します。
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前回記事
自分らしくいられるのが「地味色」アイテム。「Aライン」「Iライン」が大人の女性を素敵に見せる【ビームス目黒越子さん×辛酸なめ子】>>
撮影/目黒智子
ヘアメイク/コンイルミ(ROI)
構成/露木桃子
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