ニッチなジャンルなら、短期間でも第一人者になれる!
ただ、それは和田さんがたくさんサイト運営をしている、ある意味、突き抜けた方だからであって、普通の人が肩書きをつけるのはハードルが高いのでは、とも感じます。
ところが、現在、和田さんのX(旧Twitter)をのぞいてみると、「見守りテックコーディネーター」という肩書きになっています。今はミニサイト作り職人ではなく「見守りテックコーディネーター」がメインの肩書き。これも実は、ミニサイトから派生したんだとか。
「母の介護が必要になり、実家をスマートホーム化したんです。その時の自分の体験や情報をミニサイトにまとめ、見守りテックコーディネーターと肩書きをつけたところ、これも書籍化に繋がりました」
こんなに順調にうまくいくなんて驚きですが、ミニサイトは「絞り込んだニッチなテーマ」だからこそ、爆発的な広がりはなくても、必ず必要としている人がいるのが特徴だといいます。
「ミニサイトの成功はテーマ設定で7割決まる。とはいえ、別に、アイデアを新しく生み出す必要はなくて、何かに気づくだけ。自分が情報を集めるのが面倒だったことはネタになります。
ニッチなジャンルであれば、短期間でも第一人者になれる可能性は十分にあります」と和田さん。
noteやブログ、SNS、YouTube、自分の得意なプラットフォームで情報発信
「そのために必要なのは、やっぱり情報発信。それが自分のポートフォリオになります。私はウェブサイトでしたが、noteでも、ブログでも、SNSでも、YouTubeでもご自身のやりやすいプラットフォームでいいと思います。
とりあえず書き出すのではなく、最初に全体の構成を考えてみる。最低10項目、多くても20〜30項目をタイトルだけでも書いてみて、それから始めることがおすすめ。
たぶん10本くらいの記事なら、短期集中で作れると思うんですよね。公開は順次でいいと思うんです。ニッチなテーマは最初からそんなに読まれませんから(笑)。のちのち書き直すことだってできます」
ブログがブームだった当時、手を出して挫折した人もご安心を!
ブログは蓄積型なので、継続するのが意外に大変。しかも、蓄積されればされるほど、必要な情報は探しにくくなります。その点、ミニサイト方式なら1度作ればそれでOK。それ以上記事を増やす必要はないそう。
「ご自身がほしい情報を探しているとき、ひとつにまとまっていて、1時間もあれば全部読み切れるくらいの分量がちょうどいいと思いませんか? 私も一度作成した後は、記事を増やすというより、新しい情報にアップデートする方に注力しています」
ネタになりそうなものを見つけるコツはあるのでしょうか?
和田さんに「ネタの見つけ方」のヒントを教えてもらったところ、下記を挙げてくれました。
・自分がやってみて面倒だったこと
・誰かに教えたいと思ったこと
・何か新たに挑戦すること
・コンプリートを目指せそうなこと
・まとまった情報がほしいなと思ったこと
・比較検討したこと
・見慣れないものがたくさんある場所
これなら、日常でも発見できそうです。
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