サイトは個人で作ったとは思えないクオリティですが、こちらも独学なんだとか! アパレル経験もなく、サイト制作も独学とは驚きです。

実はHappYさん、小柄さん向けサイトを立ち上げる前に、個人でブライダル関連のサイト運営をしていたそう。

それまで育児ブログを書いていたそうですが、あくまでも趣味。収益化するならまったくの別物なので、書籍を読み漁り、自分で形にしたといいます。

プログラミングができなくても、スクールに通わなくても、やろうと思えばできるってことですね。

 


困りごとやコンプレックスを仕事にする3つのメリット

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困りごとやコンプレックスを仕事にするメリットは小さくありません。

まず1つめに、情報がずっと入手できること。

HappYさんは、子育ての隙間時間でブライダル関連のサイトを運営していたそうですが、「普通に主婦をしているとブライダルの情報収集は無理。子育て中だと全然ブライダルの新しい情報が入ってこなくなった」といいます。

しかし自分の困りごとなら、子育て中だろうと、介護中だろうと、自分にとって常に必要なことなので、日常生活の延長線上で情報収集ができます。

もう1つのメリットは、当事者の強みを発揮できること。

HappYさんのInstagramのフォロワーは3.8万人超。U150(アンダー150cm)の小柄さん向けのコミュニティとして裾野を広げています。

数十万人超えのインフルエンサーに比べると規模は小さいのかもしれませんが、そこに集う人の密度はかなり濃厚。フォロワーさんたちの熱量が違うため、次のビジネス展開につながる可能性はグンと高まります。

「フォロワーが3000人程度だったときに、阪神百貨店から小柄さん向けイベントに声掛けをいただいて、そこからいろいろお仕事が広がっていきました」

HappYさんのフォロワーさんはほぼ間違いなく、小柄さん。ターゲットが明確な上、発信者本人が当事者のため、その強みは一目瞭然。今では、百貨店のイベント、小柄さん向けブランドとのコラボ、トークイベントへの登壇、Yahoo!ニュースエキスパートを務めるまでになりました。

そして、困りごと解決が前提にあるため、自分にとって、必要な資格や知識が明確になりやすいというのも特徴の1つです。

今後のために何か資格を取ろうかな? と迷っている人もいるかと思いますが、HappYさんは小柄スタイリストとして活動する中で、「小柄さんの困りごとを解決するためには、これが必要」というものを必要に応じてスキルアップしているといいます。

例えば、HappYさんは、顔タイプアドバイザー、骨格診断アドバイザーなどの資格も取得していますが、その理由も明確です。

「一般の人たちは、骨格診断して『私に似合うのは、こういう服ね!』とすぐに購入することができますが、小柄さんは『で、結局その服はどこで買えるの?』までセットになる。

しかも40代になると体型の変化も出てきますが、小さいサイズは若い子向けに作られていることが多く、細すぎて入らない。いろいろな問題が出てきます。だから、トータルで必要なことを解決しようと思うと、自然と必要な知識や資格が見えてきます」

それに伴い、提供するサービスも拡大。資格を活かしたカウンセリングはもちろん、スタイリングやショッピング同行サービスまで、小柄さんの”困った”を解決する方法が次のお仕事になっています。