40～50代女性の生活意識・実態を知る『mi-molletミドルエイジ女性白書』（2023年調査）

2023年に講談社mi-molletが実施した『mi-molletミドルエイジ女性白書』の調査結果の詳細を、このたび一般公開させていただくことに致しました。ご興味のある方はぜひご一読ください。

ミドルエイジ女性は、抗えない心身の変化や課題に直面しつつも「自分らしい成熟」へ向かう。

40‐50代のミドルエイジ女性は、日本に約1700万人※1いると言われています。
職場では中間管理職、家庭では子育てや介護の中心的な担い手として、公私ともに忙しいミドルエイジ女性たち。
今回の調査から、”就職氷河期世代”※2と重なるミドルエイジの女性たちが、心身の大きな変化や、家族など自分の努力だけでは解決できない課題、老後やキャリアなど未来への不安に直面しつつも、「自分らしい成熟」へ向かう姿が見えてきました。

※1　令和５年人口推計（総務省統計局）より　
※2　就職氷河期世代を対象とする募集・採用についての特例より（厚生労働省）対象となる就職氷河期世代は1966年〜1986年生まれ

回答者の属性

40代が58%、50代が42%。45歳～54歳のアラフィフ世代が6割を占めます。

既婚者が約7割、離別・死別も含め現在シングルの方が約3割となっています。

子ありの方 が64%、子なしの方が36%です。

孫と同居している方はほぼいませんが、父母（義父母）と同居している方が15%。1人暮らしの方が15%となっています。現在シングルで子どもや親などの家族と同居されている方も多そうです。

有職者は82%、専業主婦（主夫）の方が14%、定年退職含む無職の方が2%でした。

一般事務・営業事務が最多。看護師が3位に。

ミドルエイジ女性の状況を表す３つのテーマ

「ミドルエイジ」とは？　自由回答欄から見えてきたのは「老いや難しい課題と対面」「成熟ステージへ」「自分回帰とリスキリング」の３つのテーマでした。

Q. あなたにとって、「ミドルエイジ」になるということはどのようなことですか？

「老化との闘いだが、だからといって昔に戻りたいとは思わない」
「老いや衰えを受け入れなければいけないと感じる」
「確実に若さを失ってきているという事だと思う。過渡期。人生の後半戦が始まったのだと思う」
「若者ではなく、老人でもない、働き盛り、子育て/介護/仕事真っ最中の年代」

「若さや学歴で勝負する時期は過ぎ、経験や包容力で対応していきたい時期」
「いい意味でゆるく、鎧がはずれて、解放されること」
「これまでの知識や経験の蓄積が、職場や社会に還元できる年代」

「これまでの経験や学びをブラッシュアップし、これからの準備をする時期」
「子育ても一段落し、妻でも母でもないイチ個人の姿を再度見つめ直して大事に向き合うこと」
「歳と経験を重ねて自分のために生きていく年代」

ミドルエイジ女性は「変化とガチ対面」し、「成熟」と「自分回帰」へ

本編ではアンケート結果を基に、この3つのテーマを紐解いていきます。