40〜50代のミドル女性が抱える悩みやリアルな本音を探る『ミドルエイジのほんとの本音』。

今回のテーマは「今後の人生で必ずやりたいこと」についてです。
人生も折り返し地点に入ったミドル女性たち。今まで仕事や家族のために自分を後回しにして生きてきたけれど、そろそろ自分の欲求に忠実に、やりたいことをやってから終わりのときを迎えられるようにしておきたい、そんな風に思うお年頃ではないでしょうか? 厚生労働省の調査によれば、日本人女性の健康寿命は75歳。今後自由に動ける期間が限られている可能性も。
そこで人生のフィニッシュを迎えるその時までに彼女たちが「絶対やりたいこと」は何か聞いてみました。あなたの人生をより豊かにするためのヒントが見つかるかも。

※『ミドルエイジのほんとの本音』は会員数11万人の女性メディアmi-molletの読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕から作る連載です。今回はメンバーのゆみが担当します。

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ゆみさん
家族中心だった生活スタイルを自分中心にシフトするべく自分自身をご機嫌にする「何か」を日々探しています。なるべく沢山の文学や芸術に触れることがモットー。今後の目標は少しでも健康寿命を伸ばし元気で可愛いおばあちゃんになることです。


自分の時間が持てるようになったらやると決めていること


これまで子育てに多くの時間を費やしてきた人、仕事に忙殺されて時間がなかった人、皆さんこれまでの人生を精一杯頑張って生きてきたからこそのご褒美のような「絶対やりたいこと」がたくさん集まりました。

40代・50代の将来の夢「叶えたいこと」を調査!人生折り返し、この先後悔しないためには?【ミドル世代アンケート】_img0
 

本音その1
「海外旅行!美術館や歴史的建造物を見て歩きたい」
「国内外のアドベンチャーツーリズムを体験したい」
「夫と世界一周」
「夫とアメリカ横断の旅をしたい」

一番多かった意見が旅行。自分が知らない土地を訪れて経験値を上げることは思いもよらない発見があったり、それまでの価値観を変えてくれたりしますよね。何よりも心がときめいたり感情を揺さぶられたりすることは脳にも刺激を与えてくれて健康にも良い気がします。将来自力であちこち出歩けなくなったとしても、その思い出が心の支えになってくれそうです。

本音その2
「彼と一緒に海外でのんびり暮らしたい」
「日本での生活拠点を作りたい」
「毎年〇月から〇月までは海外の〇〇に住む、といった生活がしてみたい」
「語学留学がしたい」

これは旅行とは違います。まとまった期間、希望の土地(海外)で生活したいということです。海外組のメンバーは逆に自分が帰ってきたいと思った時にいつでも日本に戻ってきて暮らせる場所を作りたい、とのこと。観光とは違う、というのがポイントです。違う文化、違う人々、空気や水だって違いますよね。実際に長期間そこで生活してみないとわからないことは沢山あります。その経験で得たものは何物にも代えがたいのではないでしょうか? また、海外で生活しながら学びたいという人も。

 

本音その3
「両親の近くで暮らしながらサポートをしたい」
「生まれ故郷に住む姉妹の近くに移住したい」

海外在住のメンバーも多く在籍している〔ミモレ編集室〕。いつかは日本に戻って親のサポートをしたいという優しい娘心をもつ人もいます。また、国内在住でも故郷から離れて生活してきた人は肉親の住む土地に戻りたいという人も。自分が一番心安らぐ場所で人生の後半を過ごしたい、という人もいました。

本音その4
「学びなおし」
「カウンセリングの勉強をする」
「ボランティア」

以前から興味があったけれど忙しくてなかなかできなかった分野を学びたい、という人も。ただ学ぶのではなく、それを社会に還元したいと考える人が多い印象です。他にはボランティアに繋げたいという人も。向上心と誰かの役に立ちたいという精神を持ち続けている人が多く感心します。中にはもう既に学んだ知識を活かして実際にボランティア活動をしている人も。将来高齢者になっても様々な形で活躍できそうですね。
 

理想のライフスタイルとは


これからの人生をこんな風に生きて行きたい、それぞれが自分の理想に近づくためのプランがたくさん寄せられました。

本音その1
「断捨離」
「自分がいざという時の家族のためにエンディングメモを作る」
「終の棲家を見つける」

これはもう終活に近いかもしれませんね。しかしミドルエイジの今やっておくと後々思い煩うことが少なくなるかもしれません。今よりも身体が不自由になることを見越しての住まいづくりや、断捨離をして好きなものだけに囲まれた住環境を手に入れて心穏やかに過ごす。そうやって身の回りを整えたら日常が楽しくなるし、そうすると更に心が軽くなってまた「旅」にも出たくなる、という好循環が生まれるかも?

本音その2
「子育て」
「子離れ」

私たちミモレ世代には子供をもつ人も多いですが、既に子育てを終えている人もいればまだまだこれから先も子育てが続くという人もいます。まだ幼い子供さんをもつ人はとにもかくにもこの子を一人前にせねば、という気持ちが何よりも一番強いようです。また、そろそろ子供が自立する日が近いという人には、自分自身がきちんと子離れせねば、と自戒する人もいました。

本音その3
「夫婦で小さな農場をもって野菜を作りたい」
「庭で友人とのんびりお茶」

夫婦で同じ夢があると心強いばかりか、実現性も高くなりそうですね。また、「庭で友人とお茶」というのは、過去に旅先のヨーロッパで、人々が小さな庭であってもテーブルセットを並べてのんびりお茶を飲みながらおしゃべりを楽しむ姿を見て、いつかは自分もそんな生活を、と夢みていたとのこと。これは気持ちと時間に余裕がないとできないことですよね。つまりこの夢はそんなゆったりした心持ちで生活したいということのようです。

本音その4
「生涯ジーンズとTシャツスタイルで生きていきたい」

ファッションを楽しむ上でのポリシーを持つ人も多いかと思いますが、年齢を重ねるといくらそのスタイルが好きでも、年齢に見合わないかも? とか若い人と同じ格好は気恥ずかしい、などと尻込みをすることもあるでしょう。でも、ファッションにおけるポリシーは生き方のポリシーと考えても良いくらい女性にとっては重要なことですよね。生涯ジーンズを履こうと思うと体型にも気をつけるし、それがひいては美と健康にも繋がるのではないでしょうか?

 
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