イタ気持ちいいのが病みつきに! 体側筋をほぐすバストアップ術
凝り固まった筋肉をほぐし、肋骨を正しい位置へ戻す2ステップのバストアップエクササイズを紹介します。バストアップはもちろん、背中のエクササイズにもおすすめです。お風呂あがりにボディオイルなどをつけておこないましょう(朝井さん)
<ステップ1>
「おっぱいを寄せて上げる」
脇下の体側筋(広背筋・前鋸筋)を両手で掴み、20回ほど上下に揺らす。「脇前のお肉ではなく、背中側からお肉を引き寄せるようにして掴むのがコツ。その後、骨から肉を引き剥がすように上下に揺らします。可能であれば、体側筋を何回かにわけて揉みほぐすと、より効果的。背中が大きく見えてしまう人にもおすすめです」(朝井さん)
左手でおっぱいを支え、グーにした右手こぶしを下から上へ引き上げる。「右手こぶしは第二関節を肋骨筋(肋骨と肋骨の間の筋肉)にしっかり当てて下からググッと引き上げましょう。マグロの中骨についている赤身をスプーンでこそぐような感じで筋膜リリースして」(朝井さん)
<ステップ2>
「さらに引き上げる」
鎖骨の下にある大胸筋をゆるめるエクササイズで、鎖骨まわりの凝り固まった筋肉をほぐしていきます。人指し指・中指・薬指の3本を鎖骨下に当てて、円を描きながらマッサージします。「両鎖骨の間のくぼみから肩先に続く大胸筋の起始部(鎖骨に沿う大胸筋の上部)を、痛気持ちいい刺激を感じるくらい圧をかけてしっかりほぐしてください。『クーパー靭帯が切れるのでは? 』と心配される方もいらっしゃいますが、クーパー靭帯は乳房の中に存在し、このエクササイズとは場所が異なるので影響はありません」(朝井さん)
両乳房の真ん中にある胸骨まわりをほぐします。「ネクタイの身幅くらいの場所にある胸骨に3指を当てて、外側に向かってマッサージします」(朝井さん)
\美容エディター長谷川が、早速、試してみました!/
「身幅にバストが収まるようになれば、上半身がスリムになりますよ」と朝井さんのアドバイスでやる気スイッチがON! 巻き肩の私にとって鎖骨下の筋膜リリースは想像していた以上の激痛(笑)。ですが、エクササイズ直後の呼吸がものすごく楽になったのです。
そして、垂れ広がってきた私のバストが徐々に収まりの良いバストへ。ダイエットはしていなくても身幅がシュッと収まると、確かに印象は変わりますね。バストエクササイズはクセになりそうです。
あるべき場所に整えるだけで、姿勢も正しく、スタイルもアップする良いことづくしのエクササイズ。やらなきゃ、ソンですよ! 是非、お試しを。
次回は、「なってからでは遅すぎる!」バストアップエクササイズが四十肩・五十肩も予防する簡単エクササイズを紹介します。
撮影/後藤渉
ヘアメイク/コンイルミ(ROI)
取材・文/長谷川真弓
構成/國見香
- 1
- 2
Comment