大切なのは、使う量。たっぷり使って清潔感を引き出す


そして大切なのは、使う量。下地は100円玉大くらいと多め。顔だけでなく、首やデコルテまでなじませます。ファンデも1プッシュ分。しっかり塗ってキレイなスポンジでならす。すると、厚塗り感がなく、清潔感ある肌に仕上がります。ベースメイクで肌色が均等になると、清潔感が増して洗練されて見えるんです。数年前に感じていた「服が似合わない」「おばさんっぽい」の正体は、肌の色ムラによる清潔感の減少だったのかなと思います。

30代までは、「ファンデーション=おばさん」という公式を作り上げ、ファンデは極力使わないのがおしゃれだと思い込んでいました。が、この頑ななこだわりは、年齢を重ねた自分の魅力や可能性を狭めていたなぁと思います。

実際、メイクで顔を整えることを知ってからは、服にも迷いがなくなりました。それまでクローゼットで眠っていたアイテムを着こなせるようになったり、顔から逆算するようにコーデを着地させることができるようになりました。

40代で服が似合わなくなったのは「ノーファンデだったから!」美容エディターが気づいたメイクの本当の意味_img0
4〜5年前に購入してタンスの肥やしだったシルクのマキシ丈スカート。艶とボリュームが大人の女度が高く、着こなし方がわかりませんでした。高かったので手放せなかったけれど、メイクをしっかりすることで顔と服との親和性が増し、着こなせるようになりました。

顔を通じて今の自分を知り、正しく自己否定をする。自己否定って時には大切だと思います。だって、そこから自分の可能性に気づいていけるから。
老いていくのは自然の摂理。自分を正しく否定してアップデートしていく。大人のメイクって、服と年齢を重ねた自分を中和するツールなのだと思います。
 

 


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