そして、この方といえば奥様もアスリートとして有名ですね。
モナコ:シャルレーヌ公妃『水泳』
2000年シドニー五輪
アルベール2世の妻シャルレーヌ公妃は元水泳選手。母国南アフリカの代表選手として、2000年シドニー五輪に出場されました。この時シャルレーヌ公妃の水泳チームは、女子100m×4メドレーで5位入賞を果たしました。その後、2008年のオリンピック出場を目指すも予選落ち。2007年に現役を引退されました。
後に夫となるアルベール2世と知り合ったのも2000年の水泳大会といわれ、まさにアスリートカップルらしい出会いの場。とはいえ、関係が公になり交際がスタートしたのが2006年頃とみられることから、アスリートからプリンセスへと、公妃の人生を大きく変えるきっかけとなったのかもしれません。
お次は、英国王室からも!
騎乗姿のカッコよさに注目が集まったこの方も、実はオリンピック選手だったんです。
アン王女『馬術』
1976年モントリオール五輪
故エリザベス2世の国葬や昨年のチャールズ国王の戴冠式でも注目を集めた、アン王女の凛々しい騎馬でしたが、そもそもの馬好きは母エリザベス2世から受け継がれ、その情熱や才能はオリンピックに出場されるほどだったのです。
英国王族として初めて、1976年にモントリオール五輪に馬術競技で出場。その時のパートナーは、エリザベス女王所有の馬「グッドウィル」でした。
3日間にわたり、馬場馬術とクロスカントリー、障害馬術の3種類を競う総合馬術で、アン王女は、障害馬術で13位、総合で24位という結果に。メダル獲得には至りませんでしたが、その後1988年に国際オリンピック委員会のメンバーとなられ、現在に至るまで大会に関わっていらっしゃいます。
今週月曜日(29日)に、我が国日本が総合馬術団体で、初のメダル獲得となりましたが、その際にメダル授与をされたのも、アン王女でした(1位は英国)!
ちなみに、モントリオール五輪に出場された際、アン王女の側でサポートをしていらっしゃったアン王女の最初の夫、マーク・フィリプス大尉も、実は馬術選手であっただけでなく、オリンピックで2度のメダルを獲得されました。1度目が1972年のミュンヘンで金メダル、2度目は1988年、ソウルで銀メダルを獲得。アン王女とのご結婚が、ミュンヘンでの勝利の翌年であったことからも、お二人のロマンスの共通点として馬があったことは明らかですね。
英国馬術界の第一人者で、総合馬術コースの設計者でもあるフィリップ大尉とアン王女の結婚生活こそ、1992年に終止符がうたれましたが、そんなご両親のDNAをしっかり受け継がれたのが、この方でした。
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