午後は創造性、記憶力、身体能力が高まる時間帯

「体内時計」に従えば仕事がサクサク捗る!? ハーバード&ソルボンヌ大学医師が教える“概日リズム”活用術_img0
 

14〜17時ごろは、さまざまなことに取り組める時間帯です。活動量がもっとも多い時間に、体が良好なコンディションになるよう時計遺伝子がコントロールしているといえます。

昼食をとってエネルギーも十分。時計遺伝子の働きで赤血球が増加し、それにともなって全身の細胞に酸素を運搬するヘモグロビンも増えてきます。

正しく休息ができていれば、交感神経もかなり高まっていますから、心身ともに活発な状態になります。

午後は、創造性や記憶力が高まる時間帯でもあるので、企画を練るなど創造性が求められる仕事をするのに適しています。

15〜17時は、交感神経が1日の中でもっとも活発になります。心拍数、血圧、体温などが、どれも1日の中でもっとも高くなるのもこの時間帯です。

スポーツの世界では、この時間帯はパフォーマンスが高まりやすく、好記録も出やすいとされています。
 

 


17時以降は「トレーニング」に最適

「体内時計」に従えば仕事がサクサク捗る!? ハーバード&ソルボンヌ大学医師が教える“概日リズム”活用術_img1
 

17時以降は、体を鍛えている人、スポーツをしている人にとってはトレーニングに適した時間帯です。毎日、仕事が都合よく終わるわけではありませんが、夕食前、17〜19時あたりに運動をするのがおすすめです。

この時間帯に筋力トレーニングをして成長ホルモンを分泌させておくと、就寝時、最初にやってくる深い眠りで分泌される成長ホルモンと合わさって、効果的に体をメンテナンスすることができるからです。

ただし、あまり夜遅い時間に激しい運動をすると、交感神経が優位になり、スムーズな就寝を妨げる要因になるので注意してください。