【齋藤薫・美容医療のいらない人生を考える②】 なぜ美容機器を使わないの?_img0
化粧品では難しいとされる顔の「輪郭ケア」。今すぐ化粧品と併用すべき最新美容機器が持つ驚異のポテンシャルをイメージ化。詳しくは次のページを。©️斉藤オフィス

パラダイムシフトの今、「美の価値観」を刷新し続けてきた美容ジャーナリスト齋藤 薫さんが、注目したいある視点をピックアップします。

 


“歳をとらない薬”ができるまで、エイジングケアをどうするか?


10年後には“歳を取らない薬”が開発される……これは夢でも妄想でもない、既に動物実験が終わっていて、あとはヒトへの臨床実験あるのみとも言われています。
それも「老化は病気であり、だから治療ができる、だから治せる」という、ハーバード大学医学大学院遺伝学教授デビット・A・シンクレア教授(『ライフスパン老いなき世界』著者)の研究成果から引き出された理屈。今や多くの研究機関が、それを実用化する研究にしのぎを削っているのです。

そういうニュースが聞かれるようになると、いよいよ歳をとってはいけないような、脅迫観念に駆られるかもしれません。
ましてや本当に“歳を取らなくなる薬”ができるのなら、それまで何とか少しでも若くいようと必死になるはず。するとなおさら、現行の美容医療にしがみつくことになるのかも。
どちらにしても、若返りに対する執着は今よりもっと強くなるのではないかと思うのです。

前回のコラムでもお伝えしたように、美容医療は定期的にやり続けなければ意味がない、でもハッキリ言って、ごく一般的な収入で“50代が見た目の若さを保ち続けるための様々な施術“をやり続けるのは、かなり不可能に近いこと。じゃあ私たちは今、何をしたらいいの?

前回は、たるんだ肌を自由自在に持ち上げるデザインテープについてお伝えしたけれど、今回は、もう美容医療が要らなくなるほどの、先進の美容機器について。
まず第一に言いたいのは、「なぜみんなもっと美容機器を利用しないの?」ということなのです。