結婚式の朝、夫の首にキスマークが...


「それまで夫は、たしかにかなり激務ではあり、仕事に精を出していました。でも売却の後は金銭的にはもちろん、時間にも余裕ができたんです。私を海外旅行に連れて行ってくれたり、ハイブランドのプレゼントを買ってくれたりもしましたが……。

ラウンジに通うようになったり、私の知らない間にモデルやグラビアアイドルみたいな女の子とクラブのVIP席やクルーザーでパーティをしていたり……もうたがが外れたみたいな女遊びをするようになりました

一応は由紀子さんに内緒にしていたようですが、本気で隠すつもりはないのか、単純にツメの甘い性格なのか、彼の行動はほとんど筒抜け。

そして由紀子さんも感覚が麻痺していたようで、彼には何を言っても無駄、傷つきたくないから詮索もしない、彼の家にも滅多に行かず、スマホや財布には絶対に触らない……という臭いものに蓋をするスタイルを確立してしまっていたそう。

「さすがの私も、もういい加減夫とはやっていけない、別れようと思い始めていました。でも、結婚さえできれば……という期待もあり、なかなか縁を切れなくて。そんなとき、彼が昔人気だったアイドルグループの元メンバーの1人と付き合っているという噂を耳にしたんです。

まさかと思って彼女のSNSを見たら……、彼が苦労して手に入れたはずの現代アートが彼女の部屋に飾られている投稿をいくつも見つけて。他にも旅行先など、彼の行動とリンクする行動がいくつもあり、これはクロだと確信しました」

「結婚式当日、夫の首にキスマークが...」重度の浮気夫に10年耐える妻。女を夢中にさせる“ダメ男の特徴”とは?_img0

由紀子さんはこれまで溜めに溜めたストレスが爆発するように、このときばかりは彼を激しく問い詰め、いい加減に結婚するかキッパリ別れるか決めるよう強く迫ったそう。

「もう当たって砕けてもいいという思いで、号泣しながら恨み辛みをぶつけました。そんな私に彼は怯えていて、きっと破局になると投げやりな気持ちでしたが……夫はそのとき『そんなにゆきちゃんが結婚したいなら、わかった。しよう』と、すんなり承諾したんです

およそ28歳から6年間、浮気性の彼を容認してきた由紀子さんは、意外にも初めて浮気を本気で責めたことにより結婚が決まったそう。

 

長く辛かった恋愛もこれで終わる。大好きな彼と結婚できる。夫婦になれば彼も変わし。安心して生活できるはず……と、由紀子さんはようやく幸せを掴んだ気持ちでいましたが、それはすぐに裏切られることになります。

結婚式前夜、彼と連絡が取れなくなったのです。

由紀子さんは不安で狂わんばかりに一晩中連絡をし続けたそうですが、結局彼は朝方、首に大きなキスマークと、腕に噛みつかれたような怪我をして帰宅したのだそう……。

来週公開の後編の記事では、最悪の状態で迎えた結婚式で目にした衝撃の出来事、そして10年以上浮気に悩まされた妻の、意外な現在の近況を詳しく語っていただきます。


写真/Shutterstock
構成/山本理沙
 
「結婚式当日、夫の首にキスマークが...」重度の浮気夫に10年耐える妻。女を夢中にさせる“ダメ男の特徴”とは?_img1
 

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