――Rihokaさんのサロンには、40代以上のお客様もお越しになるそうです。ちなみに歳を重ねるにつれて似合わない色が増えたように感じるのはどうしてでしょうか? 「若い頃はなんでも似合ったのに……」と自分でも不思議になることがあります。

Rihoka:パーソナルカラーには、肌の色味をよく見せるという効果があります。逆に苦手な色を身につけると、お顔のシミやシワ、くすみなどが浮き彫りになってしまうんです。
そもそもシミやくすみなどがない若い年代の方は、どんな色を着ても似合うんですよね。

年齢を重ねてからの方がどうしても、苦手な色がシミやくすみを浮き彫りにしてしまい、似合いづらくはなります。でも得意な色を身につけたときは、よりわかりやすくお顔が綺麗に見えると思います。

――得意なカラーを知ってそれを身につけることで、シミやシワ、くすみなどのコンプレックスがカバーできるということですね。特にこれらのお悩みを抱えやすい40代以上は、似合う色を具体的に、そしてピンポイントに把握しておくと普段のファッションやメイクでかなり役立てられそうです。


――ところでRihokaさんが、最初にパーソナルカラーに興味を持ったきっかけは?

Rihoka:私、もともと外見にかなりのコンプレックスがあって。昔いじめにあっていたんですね。それで男性恐怖症のようになってしまって、自分にも全く自信がなかったんです。

大人になって彼氏が欲しい! と思うようになったものの、男子にいじめられていたから男性が怖くて踏み出せなくて。でもメイクがあればけっこう変われると思ったのが、最初にメイクを好きになったきっかけです。

実は私、整形もしているんです。それで自信がどんどんついてきて「変わる」っていいなと思ったんです。それが美容の仕事に興味を持った理由でもありますね。

整形してよかったとは思うものの、整形中のダウンタイムってすごく気持ちが落ちるんですよ。「なんでこんな風に生まれてきちゃったんだろう」って、母に八つ当たりしたこともありました(笑)。そんな矢先にパーソナルカラーと出会ったんです。

パーソナルカラーの素晴らしいところが、自分の本来の良さを知ることで、メイクもファッションも魅せ方をがらりと変えられるということ。

綺麗になるための努力は本当に大変ですが、パーソナルカラーって、努力をしなくても知るだけで楽しめる。楽しんで外見を磨いて、自分の内面にも自信を持てる人を増やせたらいいな……という思いから、パーソナルカラー診断を仕事にしようと決めました。
 

 


――パーソナルカラーを通して、多くの人に自信を与えたいと語るRihokaさん。パーソナルカラーは、自分自身の本来の強みを把握して、それを活かすという方法だからこそ、自分らしく綺麗になるテクニックだと言えるのかもしれませんね。