同窓会では「一方的に傷つけられてしまう危険性」がある

同窓会をネガティブに考える自分を正当化できた理由とは?71歳のプロダクトデザイナーが、機嫌よく過ごすためのヒントを伝授!_img0
 

「世の中との関わりは、大切に保ち続けたい」
 
そんな思いは、誰にでもあります。とはいえ、そこに落とし穴があるようにも感じています。世の中との関わりを維持しようとした結果、ダメージを負ってしまうこともあるからです。

 

その代表例の一つが「同窓会」でしょう。

同窓会とは「どうしようかい」。案内のハガキが来ていたり、身近な友人が出席すると言っていたりする場合。

「自分も顔を出しておいたほうがいいのだろうか」

そう迷った経験がある方もいらっしゃるでしょう。

もちろん「同窓会が好き」「よく出席している」という人は、問題ありません。どんどん参加して楽しめばいいのです。
 
問題はそうではない方です。

「出席しよう」と即決できず、心にわだかまりがある場合。慎重に決めたほうがよいかもしれません。

なぜなら、同窓会という場にはいろんな人がやってくるからです。卒業後の同級生たちの人生も価値観も、多様です。学びや成長を途中で止めている人もいます。

たとえば30代で止まっている人、40代で止まっている人、50代で止まっている人。

「かつて同じ学校で学んだ」という共通項はあれど、その後に長い年月が経っているのですから「全員と話がぴったり合う」とはいえません。いえ、「話が合わない」というだけなら、まだ“実害”はないでしょう。

厄介なのは、コミュニケーションを深めるうちに、「自分に非がまったくないのに、一方的に傷つけられてしまう危険性」がある点です。

「世の中はみんないい人ばかり」と思いたいもの。

ですが残念ながら、どんな集団にも「マウントを取ってくる人」や「誰かのプライドを傷つけることを生きがいにしている人」が、一定の確率で存在しています。そんな人に引っかかって、プライドを傷つけられてしまっては、気分がずんと落ち込んでしまいます。