日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。
今日ご紹介するのは、体力の低下にまつわるモヤモヤエピソードです。
「私もオバサンになったな…」
エピソードをお寄せくださったのは、フリーのSEとして働くフミコさん(45歳・フリーランス)。
5年前に独立し、フリーランスとして働いています。
会社を退職してから、マイペースな私には企業勤めは向いていなかったんだと気づきました。仕事相手・内容・働き方を自分で選ぶことができる今の働き方が気に入っています。
友人と遊んだり、美味しいものを食べたり、話題のスポットに行ったり。ふらりと一人で旅行するのも大好き。もともと活動的な性質なので、スケジュールを詰め込んで楽しく過ごすのが好きなんです。
しかし、1年くらい前からなんだか体調がおかしくて……。
疲れやすくなったし、身体が重だるい(いつの間にか体重5キロ増加)。気圧の変化に敏感になり、頭痛に悩まされるように。寝つきが悪くなって、日中ぼーっとしてしまうことも多々。大食いキャラだったのに、食べられる量もめっきり減ってしまいました。脂っこいものを食べ過ぎると、翌朝強烈な胃痛に苦しむことに。
友人に話すと、「年をとればそれくらい普通だよ。三食バランスよくとって、運動しな!」と言われます。気づけば40代も半ば、確かにそうなのかもしれません。私もオバサンになったんですね……。自分だけはいつまでも若いままでいられるような気がしていました。
これからは好き勝手には生きられないんだな。体力がついてこないんだな。中年って悲しいなんてブルーになってしまいます。
「人生の曲がり角」クライシス
40代半ばになって、急速に体力の低下を実感されているんですね。もともと元気いっぱいでエネルギーにあふれている人であれば、特にショックを受けられることだろうと想像します。どうぞくれぐれも無茶はなさらず……!
「お肌の曲がり角」なんて言葉があるように、人生には「今までとは何か違ってきている」と気づくタイミングが何度かあるのだと思います。そしてそのタイミングは人それぞれ。変化の予兆に気づいたらなるべく目をそらさずに対処する方が、長い目で見たら正解だと思います。
お肌の曲がり角がきたら、ケアの方法を変えてみる。キャリアの曲がり角がきたら、自分の働き方ややりたいことを見直してみる。そしてフミコさんのように体力の曲がり角がきたら、大切なのは健康状態や生活習慣の見直し。
「いや、曲がり角なんて嘘だ。まだこのままでいけるはず」
そんな風に無茶をしてしまったら、事態は深刻になるかもしれません。「鉄は熱いうちに打て」ならぬ、「傷は浅いうちに対処せよ」。変化の初期段階で対処する方がずっと楽だし、コストもかからないのではないでしょうか。
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