『劇場版ドクターX』が12月6日より公開されることを記念して、8月27、28日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて『ドクターX感謝祭〜最初で最後のファンミーティング!ドクターXファミリーも大集合‼︎〜』が3公演開催されました。
大門未知子を演じる米倉涼子さんをはじめ、田中圭さん、内田有紀さん、勝村政信さん、鈴木浩介さん、遠藤憲一さん、岸辺一徳さんら豪華キャストが集った初回公演の様子をレポートします。
会場には今回の催しのオリジナルグッズである、「御意!フェイスタオル」を手にしているファンの方の姿も多く見られました。
全国の映画館でライブビューイングも行われたこの日、リモートVTRで登場した西田敏行さんを加え、キャスト陣が“劇団ドクターX”となって『舞台ドクターX』を上演。
お客さんが医局員の役を演じ、スクリーンに映し出された「ゴルフの送り迎え」「愛人の隠蔽工作」というセリフを一斉に読み上げると、未知子が「いたしません」と答える楽しい試みも行われ、会場は一体感に包まれます。
米倉さんが決めゼリフ「いたしません」「私、失敗しないので」を口にした瞬間、会場からは割れんばかりの「キャー‼︎」という歓声が聞こえ、これぞ国民的ドラマ! というパワーと熱気を感じました。
米倉さんが「医師免許がなくてもできる仕事は、一切いたしません」を「医師免許のない仕事」と言い間違えてしまう一幕も。
米倉さんは「ごめん! みんながいるから大丈夫だと思ったのに、全然失敗ばっかりでびっくりしちゃった」とチャーミングに謝っていました。
続いて、キャスト陣がこれまでのシリーズのなかから“迷シーン”と“名シーン”を発表。
米倉さんが選んだのは、未知子が病に冒されたときに、岸部さん演じる晶さんが涙を流す感動的な名シーン。
映像を観ながら「晶さんが苦しんでいるのを見るのがつらい」と涙をぬぐうと、内田さんからはこのシーンの撮影のあと、「ふたりで食事に行っていたよね」というエピソードが。
このコーナーでは、岸部さんから晶さんの「メロンです」「請求書です」というお馴染みのセリフの間は一拍置いていることやバックスキップの秘話なども明かされ、米倉さんから「最初はマンゴーにしようかと悩んだ」というエピソードが飛び出すと、キャスト陣も「へぇ〜!」と驚いていました。
「ドクターXウルトラクイズ」では田中圭さんが自身が演じた森本光の赴任先を聞かれ、内田さんのアドバイスを聞いて迷いつつもいきなり不正解。「覚えているわけがない……!」とぼやく羽目に。
「東帝大学病院の応援歌は?」などマニアックなクイズが出題され、お客さんが正解を答える一幕もあり、キャストも観客のみなさんも笑ったり涙したり、長く続いているシリーズだからこその温かい雰囲気に包まれた、最初で最後のファンミーティング。
『劇場版ドクターX』では未知子はどんなシーンで「私、失敗しないので」を聞かせてくれるのか。公開が待ち遠しくなるスペシャルな一夜となりました。
文/細谷美香
構成/片岡千晶(編集部)
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