そして翌朝、肌がいつもピカピカな同期に「ちょっと高価でもいいから、とにかくおすすめのクリームを教えて!」と連絡。
超シゴデキな彼女からはすぐ返信があり、「これは間違いない」と太鼓判のクリームを、ランチ休憩の時間にドラッグストアに買いに走ったのでした。
メイクしたまま寝落ちするような日々でも、翌朝このクリームを「心にまで届きますように」と念じながら塗り込む。心なしかいつもよりフワンとした肌が、戦場(外)に向かう自分の味方になってくれるような気がします。
だから、悩みが深ければ深いほど、ドアを開けて外へと一歩動き出してほしい。――『心に効く美容』
海外留学に旅立った息子さんにも、「人間は動くために生まれてきた」と伝えたいと語るMEGUMIさん。後から恥をかくかもしれなくても、無駄かもしれなくても、「行動すること」こそ自分を強くし、幸福にする。忙しくしていたり悩みがあったりすると、何ごともついつい頭の中で先回りして、行動する前に言い訳しがち。そんな私に、「悩んでいるときほど外に出ていこう」というメッセージはとても新鮮なものとして届きました。
美容院やマッサージなどのケアをしてもらいに出かけるのもよし。
友だちやカウンセリングの専門家に、話を聞いてもらいに行くもよし。
映画や舞台など、心を動かしてくれるエンタメを鑑賞しに行くもよし。
一歩外に出ることで刺激を受け、人と出会い、心を動かす。狭い世界にこもっていると、心も体もそして肌も、こわばってごわごわになってしまうのかもしれません。MEGUMIさんは「自宅で湯治」や「背中ストレッチ」など、巡りケアにも多くのページをさいていますが、「行動すること」も巡りケアの一種なのですね。
週末が見えてくると、入っている予定のことを想像して「こんなに疲れているんだから、キャンセルして家で寝ていようか…」なんて考えてしまいがち。(そして木曜日頃になると、美容院やマッサージをキャンセルしてしまう私。お店の方、本当に申し訳ございません……)
もちろん必要な休息は確保しないといけませんが、心がよどんでいるときほど外からのケアに時間とお金を使うことは大事なのだなと感じました。
「美容」を起点にセルフケアを考えられるのは、美容がマナーに直結しがちな女性だからこそのメリットなのかも。
奮発したクリームは大切に使い、今週末は久しぶりに美容院に行って、ヘッドスパをお願いしてみようかと思います。
著 MEGUMI
講談社
発売日:2024年5月12日
1650円(税込)
「メンタル強い」「ブレない」と思われがちな MEGUMIが、さまざまな経験をし、10年をかけて、あらゆる美容法を試した末にたどり着いた、心に効く「美容法」と「思考法」を紹介。
MEGUMIが実際に使用しているコスメやサプリの写真も多数収録。
読んだ人が、美肌と自己肯定感を両方手に入れて、少しでも毎日が明るくなるように。頑張っている人に寄り添い、優しく背中を押す一冊です。 心の危機に陥り、メンタルがどん底だったとき、どうやって乗り越えたか。 ここでしか読めないロングインタビューも掲載。
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・Amazon趣味・実用ランキング1位
・楽天ブックスランキング1位(5月14日現在)
・「オリコン週間BOOKランキング」のジャンル別「美容・ダイエット」1位(5月20日付)
文/梅津奏
前回記事「【MEGUMI直伝】MEGUMIが一日3分の瞑想習慣で、手放しているものは? ビギナー向けのやり方も伝授!」>>
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