8月下旬に発表された、オアシス再結成とツアーライブの開催。イギリスとアイルランドで来年7月から開催されるライブのチケットを求め、チケット発売日には世界中から販売サイト「Ticketmaster.UK」にアクセスが集中しました。

そのため購入画面にたどり着くまで数時間もかかり、待つ間には「あなたの前に10万の人が並んでいます」などという文言が表示され、そうしている間にも価格はどんどん跳ね上がっていきました。これは「ダイナミック・プライシング」という、需要によって価格が変動するシステムの影響で、当初は約28000円だったチケットが、購入時には約66000円にまで跳ね上がり、イギリスの競争監視当局が調査を開始するなどの社会問題に。最終的な当選確率は、何と1000万分の1だったと言います。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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Xを見ている限りでは日本からチケットを手に入れた人は多く、中には、オアシスを観るために初めて海外に行くという若い世代も多い、という話もありました。15年ぶりの再結成とは言えども、ライブはオンラインでも観られるこのご時世に、オアシスのライブは、人々をなぜそれほど駆り立てるのか。その理由が知りたくて、渋谷のHUMAXシネマで限定上映されている、オアシスのドキュメンタリー映画『オアシス:スーパーソニック』(2016年)を観に行って来ました。

 


この作品、当初は9月9日から12日までの4日間限定上映予定だったものの、反響がすごかったために19日まで延長されたとのこと。私が観に行った日も満席でした。意外だったのは、 若い世代が多かったこと。

【オアシス再結成】熱狂の理由に納得!ドキュメンタリー映画『スーパーソニック』が期間限定上映中_img0
1996年8月、ネブワースで行われた”伝説の”野外ライブでのリアム・ギャラガー。写真:Shutterstock/アフロ

ギャラガー兄弟の幼少期から、オアシス結成、売れない下積み時代、そしてメジャーデビューからわずか2年半での、1996年ネブワースでの伝説の屋外ライブ開催。

リアムとノエル、ふたりの母親のマギー、オアシスの歴代メンバーたちの映像と肉声で構成されたこのドキュメンタリーには、ロックスターとしてオアシスが人々を熱狂させる理由のすべてが詰まっていました。