日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。
今日ご紹介するのは、食事にまつわるモヤモヤエピソードです。
メタボ夫は深夜のキッチンで…
エピソードをお寄せくださったのは、料理好きで健康志向のカホリさん(40歳・公務員)。
夫は身長170センチ・体重100キロのザ・メタボ体型。「物心ついてからずっと肥満だった」とのことで、これは完全に彼の食生活に原因があります。
私は料理するのが好きで、30代半ばごろから健康志向になり栄養バランスに一層気を付けるように。最近は減塩にも取り組んでいます。でも、夫は私が作った料理を食べません。
新婚の頃は私の料理を食べていたのですが、子どもが生まれてから夫は食事を別にとるようになりました。私は子どもの世話にかかりっきり。夫は激務、と生活が完全にすれ違って、夫は放置状態に。これ幸いと、彼は好き勝手するようになりました。
彼はとにかくジャンクフードが大好き。特にカップラーメンが好きで、ほぼ毎日食べています。味が濃いもの・激辛味なんかに目が無くて、スナック菓子もたくさん買いだめして、深夜に帰宅してからバクバク食べています。「ストレスがたまるとバカ食いしたくなるんだよ」とのこと。
健康診断は毎年ひどい結果ですし、どんどん太って脂ぎったオジサンになっていく夫。小学生になった息子も「パパが食べているのを食べたい」と言うようになりました。私がふだん、どんなに食事に気を遣っているか……。本当に腹が立ちます。
「一緒に食事してほしい」と何度も話したのですが、「疲れて帰ってきてからこんなもん(ヘルシーなもの)食べる気になれるか」と頑なな夫。私に責められるのが嫌なのか、食事を外で済ませてくることも増えました。休日もコソコソ出かけて行って、ファストフード店で食べたりしているようです。
彼がまき散らすジャンクフードの匂いに、慢性的に憎しみを感じます。彼がカップラーメンを作っていると舌打ちをしたり、音を立てて窓を開けたりするようになりました。こんな状況で家族を続けていく意味があるのかと考えてしまいます。
「二人で向き合って会話」の効果が薄いとき
明らかに体に悪いものを食べまくり、不健康まっしぐらの夫……。カホリさん自身が特別健康志向だからこそ、そんな状態のご主人を見るのは苦痛ですよね。食の好みは人間関係において重要なポイントだと思います。
カホリさんのモヤモヤ話を読んで、カホリさんが抱えているストレスは大丈夫だろうかと本当に心配になってしまいました。
きっともう、何度もこの件はお二人で話し合ってきているのではないかと想像します。自分の作った料理を一緒に食べてほしいカホリさんと、ジャンクフードでストレス発散するご主人。お互いの嗜好が正反対で、なかなかすり合わせが難しそう。
どんな問題も、二人で話して解決できるのが一番。でも、頭に血が上っている場合は、「売り言葉に買い言葉」的な喧嘩になりがちですし、本当に自分が求めていることとは違うことをつい口走ったりしてしまう可能性も。一度落ち着いて、「私はなんで怒っているんだろう?」「何を求めているんだろう?」と考えてみたいですね。
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