日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。

今日ご紹介するのは、ママ友関係にまつわるモヤモヤエピソードです。

「あの子は中学受験するほど頭が良くない」クラスの嫉妬深い親子にウンザリ…“気にしない”方法はある?_img0
 

「外部テストのために早退させるなんて!」


エピソードをお寄せくださったのは、小学生の娘さんを育てるチカさん(40歳・会社員)。

ママ友との関係にモヤモヤしています。

娘は小学4年生。親バカと思われるかもしれませんが、とてもしっかりした優しい子で、友だちもたくさんいるようです。

学校の成績も良いので、娘と相談して私立中学への進学を目指すことにしました。受験を見据えて塾通いも本格化したので、これまで通っていたピアノや体操クラブは頻度を減らし、外部テストのために早退する日も(ちゃんと小学校の先生には相談しています)。

「ちょっと生活が変わるけれど、頑張っていこうね」と娘と夫と三人で話していたのですが、思わぬところから横やりが……。

娘の同級生の女の子二人が、ちょっと嫌がらせっぽいことをしてくるようになったというのです。おおらかな娘はあまり気にしていないようですが、休み時間に娘をのけ者にしようとしたり、教室で「誰も受験なんてしないよね~?」と大きな声で話したりするそうです。

何よりショックだったのが、二人のうち一人が「私のお母さんが、●●ちゃん(娘のことです)はあの中学に受かるほど頭良くないって言ってたよ」と娘に言いに来たという話です。

ちょうど保護者の集まりがあったのですが、そこでその子のお母さんからも微妙な態度をとられました。先生に「公立中学でも問題ないですよね?」と語気荒く質問したり、「塾のために早退させるなんて……、子どもが羨ましがって困るわ」と聞こえよがしに言ったり。

受験の話が出る前から、嫉妬深いというか人のことに干渉しがちで苦手な家族だと思っていました。

娘にはほかにたくさん友達がいますし、私も気にしなきゃいいのですが、批判的な目で見られていると考えるだけで心が重たくなります。これからもしょっちゅう顔を合わせるのに、いちいちこんな嫌な気持ちになるのはちょっとしんどいです。

 


才能とチャンスがある人は、外野の嫉妬に負けないで

「あの子は中学受験するほど頭が良くない」クラスの嫉妬深い親子にウンザリ…“気にしない”方法はある?_img1
 

「出る杭は打たれる」ということわざそのままの状況ですね。他人の事情が気になりすぎて、しかもそれを表に出してしまう人はいるものですが、いちいち絡まれる方はたまったものではないでしょう。チカさん、お疲れさまです。

まだ未熟な子どもたちはともかく、いい大人であるお母さんまで厭味ったらしいことをいってくるなんて呆れてしまいますが、「あまりに気にしていない様子」という娘さんの聡明さが際立つエピソードだなと思いました。チカさんの娘さん、きっと大物になりますね!


ここはぜひ、才能ある娘さんの未来を拓いていくことに集中してほしいと思います。外野の声は「雑音」「BGM」だとでも思って、気にしすぎないで。

人より優秀な人、人と違うところがある人は、多かれ少なかれ周囲からいろいろな目で見られたり言われたりするものです。きっと娘さんには、今後も同じようなことが起こる可能性が高いのではないでしょうか。そんなときに上手に対処するためにも、今のモヤモヤシチュエーションをチカさん含むご家族で乗り切る経験はとても大切になってくるのではないかと思いました。

 
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