10月に入ってもいまだ秋すら感じられない気温が続きますが、とはいえ着実に日は短くなり、朝晩は涼しさも。体温調節が難しい毎日ですが、そんな時に便利なのがスカーフやマフラー! 首、手首、足首、3つの関節を冷やさない方が良いと言われますが、冷房対策も含め、首を守るアイテムが端境期には活躍してくれます。秋スタイルには勿論、Tシャツの上に巻くだけで、暖かい上にちょっと秋感もプラス。

そんな小物使いを、英国王室キャサリン妃とメーガン夫人、タイプの異なるお2人で比較してみました。やはり、色選びや巻き方にも違いが! 

さて、自分のスタイルは、キャサリン妃、それともメーガン夫人に近い? またはTPOや洋服に合わせて、おふたりのスタイルをミックスするのもあり。今の時期に活躍してくれる、ストールの素材、色、巻き方に注目です。


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キャサリン妃:ハート柄のスカーフ

【キャサリン妃とメーガン夫人、ストールの巻き方比較】王道派vsモード派、どっちが好み? _img0
2020年2月4日 南ウェールズを訪問。コート/ホブス  ニットワンピース/ザラ スカーフ/ビューロ・ロンドン バッグ/マルベリー 写真:PA Images/アフロ

4年前のキャサリン妃。ミリタリー調のダブルの金ボタン付きコートの襟元に、赤のハート柄のスカーフを巻かれています。かねてから愛用のロンドン発ブランド、ビューロ・ロンドンのもので、ネパールの女性たちに雇用を生むチャリティに関連したアイテムでもあるんです。ウール、シルク素材とこれもシーズンレスで使える上、モチーフの可愛さで、ベーシックカラーのアクセントになります。

ちなみにこの訪問時期というのが、バレンタインデーの10日前ということで、意識をされたとみられています。

巻き方は、縦にキレイに畳んだものをコートの襟に合わせて入れるだけ。色や柄にインパクトがあるので、巻き方は凝らずにきちんと。プリンセスらしいバランスですね。

私たちの場合には、Tシャツやシャツなどシンプルカジュアルなアイテムに、無造作にグルグル巻きでも可愛いはずです。
 


キャサリン妃:グリーンのパシュミナ

【キャサリン妃とメーガン夫人、ストールの巻き方比較】王道派vsモード派、どっちが好み? _img1
2019年1月29日、スコットランドのダンディー市訪問。 ドレスコート/アレキサンダー・マックイーン ストール/ピケット・ロンドン バッグ/Manu Atelier 写真:ロイター/アフロ

続いてこれは5年前ですが、スコットランド訪問にぴったりなタータンチェックのドレスコートに、同系色のストールを巻いたキャサリン妃。お洋服よりも、ストールを少し明るめの色にすることで、お顔が華やかに明るく見えます。

縦にキレイに折ったものを二つ折りにしてループを作り、先端をそこに通し、という至ってシンプルな巻き方で、キャサリン妃にとっての公私にわたり定番とも言えますが、フラットで普通過ぎて見えないのは、これがパシュミナだからでしょう。

カシミア山羊のうぶ毛を糸に紡いで織り上げた、薄手で柔らかく、暖かいストールで、糸が繊細な分ボリューム感も控えめ。でもシルクのような発色が鮮やか。加えて、エッジのフリンジが軽く動きが出るので、さらりと巻いただけで、適度なボリューム感と遊びがでています。オールシーズン、旅でも便利な上、今のようなシフト期にはどんなお洋服にもマッチするので、とにかく便利です。
 

キャサリン妃:チョコレートブラウンのマフラー

【キャサリン妃とメーガン夫人、ストールの巻き方比較】王道派vsモード派、どっちが好み? _img2
2022年12月1日、米国、ボストンを訪問。 コート/アレキサンダー・マックイーン ニットのセットアップ/ガブリエラ・ハースト ブーツ/ジャンヴィト・ロッシ 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

こちらは一昨年米国を公式訪問された時のキャサリン妃です。ダークブラウンのダブルのテーラードコートに同じく、チョコレートブラウンのマフラーを襟に入れた、凛々しいスタイルです。
中には、朱赤色のニットアンサンブルをお召しですが、ハイネックの襟をチラリと見せて色味を抑えられたことで、クールな印象に見えますね。
最初のハートのスカーフと一見巻き方は同じですが、マフラーのボリュームを活かし、太めに巻かれたことでコートと一体化して見え、結果エレガントで大人っぽいスタイルに。これが、進化した昨今の皇太子妃です。

コートが着れる時期になったら真似たい! それまでは、ジャケットのインナーを軽めにして、お仕事の行き帰りにはマフラーを巻いて念の為の防寒、といった感じで取り入れたいですね。

では、ここからはメーガン夫人のストール使いです。

 
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