とどまることを知らない韓国ドラマブーム。当記事は、ライター・小澤サチエが、韓国俳優やドラマの魅力を語ります。

10月になってようやく秋らしい気候になりましたね。さて、この秋も韓国ドラマ界は注目の新作が目白押し! 9月から10月にかけて配信をスタートしている韓国ドラマの中から、特に気になる作品をセレクトしました。

 

正統派ヒロインからのイメチェン! 国民的女優の新作『悪魔な彼女は裁判官』

「第二次韓流ブーム」にブレイクした国民的女優が、別人のように激変...!気になる秋の韓国ドラマ4選_img0

9月21日に放送をスタートしたパク・シネ主演ドラマ『悪魔なカノジョは裁判官』(日本ではDisney+で配信中)。これまで正統派ヒロインのイメージが強かったパク・シネが“悪魔”を演じるというギャップが注目を集めています。

パク・シネが演じるのは、美人エリート裁判官のカン・ビンナ。しかしその中身はなんと地獄から来た悪魔……という、従来のイメージを大きく覆すキャラクター。そして相手役の熱血刑事を演じているのは、『月水金火木土』などで人気のキム・ジェヨンです。

第二次韓流ブームを代表する作品『美男(イケメン)ですね』や、大ヒットした『相続者たち』『ピノキオ』など、これまで数え切れないほどの作品で、清楚で親しみのあるヒロインを演じてきた国民的女優パク・シネ。そんな彼女がアンチヒーローを演じる姿は全く想像がつきませんでしたが、2022年に結婚、そして出産をしてママとなった今、女優としても新たなチャレンジをしようとしているのかもしれません。

本作の“悪魔”役の演技は、現時点で大好評。高飛車でツンデレな小悪魔っぷりがハマっていて、しかもなんだか憎めなくて愛おしい! さらには、人間界の悪人たちを次々と成敗していく様子が(ちょっとグロテスクなシーンも多いですが)スカッとさせられます。


また、華やかなファッションも毎話ごとの楽しみのひとつ。美脚をがっつりアピールしたカラフルで華やかな衣装も、今までのパク・シネのイメージとは全く異なるものでしたが、とてもよく似合っていてかわいいです。カン・ビンナ役の彼女を見て、こんな一面を隠し持っていたのか! ドラマの設定通り、本当に別人が憑依しているみたい……と感激してしまいました。

そしてカメオ出演(特別出演)の俳優陣もかなり豪華です。韓国での視聴率も好調で、今私が最もハマっているドラマ。

キム・ジェヨンとの恋愛模様にも毎回胸キュンさせられますが、悪魔と人間……という禁断の関係がここからどう発展していくのか気になります!



解離性同一性障害のヒロインで一人二役『私のヘリへ~惹かれゆく愛の扉~』


9月23日から放送を開始した『私のヘリへ~惹かれゆく愛の扉~』(日本ではU-NEXTで配信中)。

「第二次韓流ブーム」にブレイクした国民的女優が、別人のように激変...!気になる秋の韓国ドラマ4選_img1
 

主演を務めるのは、『サムダルリへようこそ』など多くのドラマで主演を務め、大活躍中の女優シン・ヘソン。本作で彼女は、解離性同一性障害の主人公として一人二役を演じています。そしてヒロインの元恋人を演じるのは、イケメンアラフォー俳優の代表的存在でもあるイ・ジヌク。

アナウンサーのウノは、同期のヒョノと8年付き合った末、別れることに。ウノはそのショックで解離性同一性障害になり、ヘリという超ポジティブ思考の人格が現れます。ヘリはウノが在籍するテレビ局の駐車場の管理スタッフとして働くことになる……というストーリー。

まるで正反対の二つの人格を持った主人公が、それぞれどんな恋愛をしていくのか……。一人二役を見事に演じわけるシン・ヘソンの演技にも注目です。