双子座の影響で「選択肢」が増えた1年

——2024年もあと残り2ヵ月ですが、「誰かがやってくれるだろう」という意識は捨てたほうがいい、ということですね。

水晶:大きな力に反旗を翻すといった大仰なことでなくても、「安全なものを食べたいから原材料表示をよく読む」とか、「身の回りで起こっている理不尽なことを解決する」など、小さなことでいいんです。戦うことが難しいなら、避けたり、大事なものを守るために小さな声を上げたりするだけでも何かを変えていけると思います。

【水晶玉子の答え合わせ占い】2024年は「裏切り」に社会が騒然とした1年。「政治」は年末にかけてまだまだ動きがある予感<br />_img0

とにかく、一人ひとりの「自分がやる」意識が積み重なることで、これからの社会の空気をつくっていきます。この動きは来年まで続き、2025年は「乙(きのと)」で「木の陰の気」ですから、新しい時代にそぐわないものはさらに淘汰される流れになります。“膿出し”もいよいよ最終段階に入ると見ています。

 

——年間占いの本『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき 開運暦2025』でも、水晶さんはゲッターズ飯田さんとの対談の中で、「2025年は“政治の季節”が訪れる」と伝えていらっしゃいます。2024年も何かと政治的な話題が多い1年でしたよね。

水晶:2024年に特徴的だったのが、幸運と拡大の星の木星の影響です。西洋占星術で見ると、木星は2024年の5月26日から2025年の6月10日までコミュニケーションの星座の双子座に滞在しています。双子座のイメージは、「好奇心いっぱいの子ども」なので、ぼくも! わたしも! と手を挙げて、あれもこれもやってみたい、と選択肢がどんどん増える……そんな特徴が出てきやすくなります。7月の都知事選では過去最多の56人が出馬、9月の総裁選でも過去最多の9人が立候補というのも、じつに双子座・木星らしいなと思いながら見ていました。