ポッドキャスト『キャリコン編集長通信 – 仕事と人生の話をゆるゆると - powered by mi-mollet』は、キャリアコンサルタントの資格をもつ「mi-mollet(ミモレ)」編集長・川良咲子が、「職業キャリア」だけじゃない「ライフキャリア」について、誰にでもわかりやすくのんびりお伝えしていく番組です。
第88回のゲストは前回に引き続き、公益財団法人 山田進太郎D&I財団COO・石倉秀明さんです。石倉さんの前職は、社員ほぼ全員がフルリモートで働く株式会社キャスターのCOO。2014年に創業後、2020年にコロナ禍になり、リモートワークのパイオニアとして、多数のメディアに登場されていました。
今回は、石倉さんのご著書『会社には行かない 6年やってわかった 普通の人こそ評価されるリモートワークという働き方』やデータをもとに、リモートワークにおける評価やコミュニケーションのあり方などについて伺います。
前回記事
「適職」=「スキル」×「自分が希少になる場所」〜石倉秀明さん【キャリコン編集長通信】>>
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石倉さんはご自身のお子さんが生まれるときに、場所関係なく働けたらいいなと思い、それがフルリモートで働く株式会社キャスター創業のきっかけだったと言います。
キャスターはいろんな中小企業のバックオフィスの経理や総務などの業務をオンラインで受けられるサービスを提供していますが、この人材不足の時代に今でもなんと月に2000人くらいの応募があるんだそうです。声を聞くと「結婚出産を機に時短社員になったら、やりたい仕事ができなくなった。評価対象・出世ルートから外れた」っていう人もいるし、「夫の転勤の都合でパートで働き続け、その後正社員で就職しにくい」という人も。フルタイムで働くことのハードルは高く、逆にリモートで働けるなら働きたいというスキルを持った人はたくさんいるということですよね。
石倉さんはリモートワークのメリットとして、「通勤時間がなくなるから、1日の時間で仕事に充てる時間が増える」「柔軟な働き方がしやすくなる」「集中する時間が取りやすい」「通勤がなくなることにより身体的・精神的なストレスが軽減される」ことを挙げます。一方、デメリットとしては、「孤独感を感じやすい」「信頼関係を築きにくいんじゃないか」「上司がリモートワークに対してネガティブな感情を持っている場合、リモートワークを選んでる人は、結構評価が厳しくなりがちである」ことを挙げていました。
そこで私が衝撃を受けたのは「フレキシビリティバイアス」という言葉です。
「要はフレキシビリティが高い柔軟な働き方を選んだ人は、仕事よりも家庭とか何か違うことにコミットしたいんじゃないか、っていうバイアスがあるらしくて。(略)それが結構、経営学とかはい経済学とか組織論の中でも割と問題になってて。よく出社する人の方が、よく一緒に喋ってる人の方が高く評価されやすいっていうようなバイアスもある」
さらに男女の賃金格差についての石倉さんの研究によると、男女の賃金格差は何らかの制度や変数で説明できない要因、「長時間働いている」「子どもがいるからという謎の気遣い」などのバイアスによって生まれているものが半数であることも⋯⋯ !
詳しくはぜひポッドキャストでお聴きください。
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