ポッドキャスト『キャリコン編集長通信 – 仕事と人生の話をゆるゆると - powered by mi-mollet』は、キャリアコンサルタントの資格をもつ「mi-mollet(ミモレ)」編集長・川良咲子が、「職業キャリア」だけじゃない「ライフキャリア」について、誰にでもわかりやすくのんびりお伝えしていく番組です。

「適職」=「スキル」×「自分が希少になる場所」〜石倉秀明さん【キャリコン編集長通信】_img0
キャリコン編集長通信は、SPINEARSpotifyApple PodcastsAmazon Musicなど各種リスニングサービスで配信中です。番組をフォローしてお聴きください。
 



第87回は、「適職=スキル×輝ける場所」をテーマに、公益財団法人 山田進太郎D&I財団COOの石倉秀明さんにお話を伺いました。

「適職」=「スキル」×「自分が希少になる場所」〜石倉秀明さん【キャリコン編集長通信】_img1
 


前回記事
難しくないキャリア系書籍3選〜人生戦略・定年後・リスキリング〜【キャリコン編集長通信】>>
 



エピソードのリンク&概要はこちら>>
お悩みや感想はこちら>>

キャリコン編集長通信は、下記のリスニングサービスよりお聴きいただけます。番組をフォローして聴いていただけると嬉しいです。

Spotify
Apple Podcasts
Amazon Music


公益財団法人 山田進太郎D&I財団COOの石倉秀明さんは、無職から社長まで様々な雇用形態を経てたうえで、自分に適した職を得るためには、スキルや経験だけでなく、能力を活かせる場所を選ぶことが重要であると言います。

例えばずっと営業の仕事をしてきた人が大手外資系保険会社の凄腕営業の人しかいない場所に行ったら普通の人かもしれませんが、営業経験のある人が少ない会社に行ったら希少人材です。権利・契約など法律に詳しい人、文章を書くのが得意な人もそうです。

当たり前のことのようですが、適職を探すときに、意外と「場を選ぶ」視点が抜け落ちてしまうことは多いと思いませんか。キャリアコンサルタントも、まず経験とスキルの棚卸しを中心に支援をすることが多いのですが、今ある経験とスキルが活きる場所はどこなのか、に気づいていただく支援も同じくらい大切な気がします。そのためには、キャリアコンサルタント側も職業理解、業界理解が不可欠ですし、常にアップデートが必要ですよね。

わざわざ転職しなくても、社内に自分が輝ける場所を見つけられることもあります。

経験とスキルでスペシャルな人材になるのを目指すことは素晴らしいですが、今の自分のままでも希少性を発揮できる場所はあるのでは、というお話でした。

詳しくはぜひポッドキャストでお聴きください。

またさらにご興味ある方は、石倉さんのご著書『CAREER FIT 仕事のモヤモヤが晴れる適職の思考法会社には行かない 6年やってわかった 普通の人こそ評価されるリモートワークという働き方』を読むことをおすすめします。

「自分自身の市場価値を高めよう」というメッセージは「呪いの言葉なんじゃないか」と思っています。市場価値といえば、あたかも世の中に共通した人材価値の定義があるように感じられますが、実際はそんなことない。(中略)価値とは、ほかの人がなかなか提供できないこと、つまり「希少であること」です。しかし、みんなが市場価値の高い人、多くの人に認めてもらえる人になろうとすればするほと、逆に希少性が下がり、その価値はコモディティ化してしまうものです。
私はそうした不毛な争いをするのではなく、「早く競争から下りる」ことが大切だと思っています。市場価値という実在しないものではなく、現実として「自分を認めてくれる人」を見つけられるかどうかのゲームで戦うほうが、よほど勝算があると思うのです。ーー
会社には行かない 6年やってわかった 普通の人こそ評価されるリモートワークという働き方』より引用


ポッドキャスト『キャリコン編集長通信 – 仕事と人生の話をゆるゆると - powered by mi-mollet』は、毎週金曜日AM5:00に配信します。上記リスニングサービスで、番組をフォローしてお聴きいただけます。メッセージやご質問、ご要望、番組への評価コメントもお待ちしております。

「適職」=「スキル」×「自分が希少になる場所」〜石倉秀明さん【キャリコン編集長通信】_img2