男性はそういう生き物…という考えでいいのか?

部屋にあがる=性的行為同意か。男女の意識の違いにネットでも大激論。『上田と女がDEEPに吠える夜』から考える_img0
写真:shutterstock

先日起きた、芸能人の性加害疑惑事件で大きな関心を集めている性的同意の問題。
議論を呼んだのは番組内での次のやり取りです。

司会の上田晋也さんが、「男性は『女性が家に来た=性的行為OK』って思ってないからねって理解しなきゃいけないし、女性は女性で、男はそう思ってるからねって認識しなとダメだよね」と語ると、SHELLYさんがすかさず、「上田さん間違ってます。男性は襲う生き物って言ってるようなもの」と反論。

上田さんは、「男ってそう考えちゃうって女性も理解しといたほうがいい。実際起こすかどうかは別よ」「これ以上被害を増やさないために」と続けます。

それに対し、SHELLYさんは「女の子もそう思っててねっていうメッセージが被害に遭っちゃった人を苦しめる」「まさにこれ以上被害者を増やさないために、“加害者にならない教育”が必要なんです。全員がおんなじ認識で、家に来たってことは、SEXできるってことじゃないよって全員に伝えるべき」と語りました。

 

未然に被害を防ぐべき、加害者にならない教育を——ネットで大激論


これを受けて、ネットでは、「上田さんの意見は正論」「どちらの意見も間違っていない」「SHELLYさんの意見が正しい」と様々な立場に分かれて大激論に。

まず、上田さんを支持する人たちは、現実問題として、「家でふたりきりになる=性的同意」と捉えている人が少なからずいる以上、自分の身を守るために、その気がないなら家に行く(上がらせる)べきではないという意見です。事件が起きてからでは遅い、未然に被害を防ぐためには可能性の芽を詰んでおくべきだ、ということでしょう。

一方、SHELLYさんを支持する人たちは、「加害者にならないよう教育するべき」「娘を被害者にしないようにという教育から、息子を加害者にしないようにという教育へ転換が必要」といった声が上がりました。