結婚、妊娠、個人的な輝かしい成功もストレスになる
誰もが陥る可能性のあるメンタルの不調。まだまだタブー視されている部分はありますが、芸能人がメンタルヘルスについて発信する機会も増えてきました。先日放送された「上田と女がDEEPに吠える夜」(日テレ系)ではメンタルヘルスをテーマに芸能人がトークを繰り広げ、うつ病や産後うつの経験を告白するシーンも。
メンタルの不調は、パワハラを受け続けることや身近な人の死など、マイナスな出来事によって引き起こされると思われがちですが、舟木彩乃さんの著書『「なんとかなる」と思えるレッスン 首尾一貫感覚で心に余裕をつくる』の「ライフイベント・ストレス表」を見ると、1位の「配偶者の死」や2位の「離婚」など、わかりやすく辛い出来事のほかに、7位に「結婚」、12位に「妊娠」、25位に「個人的な輝かしい成功」など、一見喜ばしいと思われることも“ストレス”としてランクインしています。
吉高由里子さん主演でドラマ化もされ、シリーズ累計部数26万部を達成した大ベストセラー『わたし、定時で帰ります。』(新潮社)の作者である朱野帰子さんは、“急な売れ”という、本来作家が願ってもない喜ばしいことを経験したことで、メンタルダウンし、書けなくなり、回復まで1年間かかったことを著書『急な「売れ」に備える作家のためのサバイバル読本』の中で告白しています。
筆者も、本来喜ばしいことなのにもかかわらず、メンタルの不調に陥るということを経験しました。
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