ちょうどその直後、料理教室を主催している友人に会った。レシピを開発するのに腕を使い過ぎて、パンパンになっているという話を聞き、思わず「フランスって、軽いフライパンないよね。日本だと軽いかどうかがウリだったりするのに」とぼやいてしまった。フランスに長い事住んでいる彼女は、日本のフライパン事情を知らなかったらしく「え、そうなの!? じゃあ日本のアマゾンから取り寄せよう!」。そんなことができるとはつゆ知らずだったのだが、うまく品物を組み合わせるとそこまで高くない送料で、迅速に送ってもらえるのだという。

フランスのアマゾンなどで半日調べまくっても見つからない結果に絶望していた私は、その話を聞いて早速日本のアマゾンでリサーチし、「これならいいんじゃない!?」と思ったものをポチリ。なんと1週間足らずで、エバークックのフライパンが届いた。

さて使い心地はというと……これが本当に素晴らしくて! もはや油いらないかな? と思うほど、全く焦げつきなし。つるんとしているので汚れが落ちやすく、お手入れも楽。深型タイプなので、ちょっとしたシチューやカレーなどの煮物も作れる。気になるフッ素の剥がれも、エバークックは500日保証があり、通常のものよりも長持ちしそうなのが嬉しい。今のところ、歴代のフッ素加工フライパンの中でもベストな気がしている。そしてなんと言っても、軽い!

軽い、焦げ付かない、手入れも楽!私が日本から取り寄せてまでも欲しかった「使い勝手抜群のフライパン」【パリ在住・井筒麻三子】_img0
こちらが我が家のエバークック。新しい家はガスコンロなので、もちろんガス火専用を選びました。

本当は、環境のことを考えると一生物の鉄のフライパンを大事に使い続けるべきだよなあ……と思うものの。以前、銅の卵焼き器があまりにこびりつくためフッ素加工のものを買い直したことがある身には、修行が足りない気がしてなかなか手が出せず。今はこのエバークックを、大事に使おうと思う。

 

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<書籍紹介>
『GOROGORO KITCHEN  
心満たされるパリの暮らし』

著:井筒麻三子  写真:Yas
¥1980
講談社

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撮影/Yas
 


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