ルッキズム、ボディポジティブがいまいち浸透してなかった日本に変化を起こす「ちゃんみな」さん

10代・20代のカリスマ「ちゃんみな」に40代のおばさんが心を揺さぶられる理由【ノノガ】_img0
 

40代の私が、「ちゃんみな」さんが発する言葉や歌詞にここまで心揺さぶられるのには理由があります。それは、私も過去にルッキズムで悲しい思いをしてきたから。

ぽっちゃり体型に長年悩んできた私。日本でいわゆる“美しい”とされている容姿からは大きく外れているため、肩身の狭い思いをしてきました。また、数年前からその経験を元にぽっちゃり体型でもおしゃれを楽しむファッション連載を書いていますが、外部のウェブサイトで誹謗中傷されたこともあります。匿名だからと、ここまで書く? と思ったこともあります。

 


数年前に“ボディポジティブ”、“ありのままの自分を愛そう”というムーブメントが起こりました。これにより気持ちが救われた部分はあったのですが、まだこの動きは小さな世界のものだと思っていて……。どんな自分でも受け入れたいと思いつつ、結局は「細いのがいい、痩せているのがいい」という画一的な美が今もなお、世間の一般基準であるのは事実。だから、なかなか素直にありのままの自分を愛する勇気がなかったんです。

だから、「ちゃんみな」さんのように影響力のある人が、ストレートな言葉で、“ありのままでいい”というメッセージを広く発信されていることにパワーをもらいましたし、とてもありがたい存在だと思いました。私のように太っていなくても、何かしら自分を否定された経験って多くの方にあると思います。そんな人の心を溶かしてくれる「ちゃんみな」さん。10代、20代だけのカリスマと言わず、ぜひ全世代の、全世界のカリスマになってほしい! もし私のようにあまり知らなかったという方がいらっしゃれば、年齢問わず一度聞いてみていただきたいのです。


写真:Shutterstock
構成・文/高橋香奈子
 
10代・20代のカリスマ「ちゃんみな」に40代のおばさんが心を揺さぶられる理由【ノノガ】_img1
 

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