「英語を上手に喋ること」よりも「相手の心を掴む」川﨑選手
英語が得意ではないと言いながら、選手にも野球ファンにも大人気だった川﨑宗則選手。なんと「トロント・ブルージェイズ」時代は、グッズ売り上げNo. 1になったこともあるのだそう。
その人気の理由は、人柄とコミュニケーション能力。
英語が流暢に喋れなくても、英語を自分で、またチームメイトから学び、通訳をつけずに毎回自分の言葉でインタビューを受ける。そして、イニング間などにはダグアウト(ベンチ)で踊ったり、声を出してチームを盛り上げる。
そんな様子はYouTubeにたくさんアップされているので、ぜひ検索してみてください。しかも、日本語だけでなく、英語でもたくさんコメントがついていて、本当に多くの方を魅了されていたのだと実感しました。
「It’s all about soul」の精神で英語を喋る川﨑選手
そして、最近発見したのがこちらの動画です。元プロ野球選手で、MLBでもプレイされた経験のある五十嵐亮太選手のYouTubeチャンネルに川﨑選手がゲスト出演されたときのもの。
どうやったら英語がうまく喋れるようになるかを川﨑選手が五十嵐選手に教える「ミニ英会話レッスン」のような内容なのですが、そこで川﨑選手が大事だと語っているのが「It’s all about soul」です。つまり「ソウル(魂)がすべて」。
完璧な文章を目指すことよりも、心と心を通わせる。そして、ノリと勢い(笑)! つい「ちゃんと文法通りに喋らなきゃ」「間違ったら恥ずかしい」と思ってしまいがちですが、川﨑選手の動画を見ると、いつも前向きに、もっと気楽に、人とのコミュニケーションを素直に楽しむことが大事なのだと気づかされます。
構成・文/高橋香奈子
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