さあ、いよいよお夕飯に出発！ 金沢おでんの「よし坊」へ。金沢には80軒以上もおでんのお店があるそうなのですが、中でもここは知る人ぞ知るという感じで、地元の方からも愛される名店。この日も店内は満席！
おでんだけでなく、おばんざいも美味しいと評判。メニュー名からして「絶対美味しそう〜〜」と言いたくなるものばかり。特に気になるこの2つを注文しました。
〈手前から〉 「かぼちゃといちじくの玄米甘酒とクリームチーズサラダ」「能登和牛と新加賀レンコンと能登原木しいたけの山椒バター煮」 玄米甘酒とか山椒バターとか書かれたら、素通りできるわけない！ 素材の組み合わせの妙、という感じで、しみじみ美味しくお酒がすすみます。
次は待ちに待ったおでん！ 昆布、干し椎茸、サバやムロアジなどの節、などを使った出汁は香り高く上品。
右上は「よせ糸こんにゃく」。その名の通り、糸こんにゃくをギュッと固めたもの。初めて食べましたが、食感が独特でクセになる美味しさ。愛しの「車麩」も忘れずに。
お酒は「遊穂 生酛純米酒」を。しっかり酸を感じる力強い味わいが、おばんざいやおでんに合う〜。
「自家製メギスと甘海老のさつま揚げ（おさかな型）」 魚と海老の旨みがギュッと詰まっています。これまた、ものすごく日本酒と合います。
じゃーーん、待ってました！ 「香箱カニ面」様でございます！ お目にかかれて光栄です。大切に大切に、少しずつ、最後は端の端までホジホジして食べました。
加賀野菜や地元の魚などを優しいお出汁で炊いたおでん。それを日本酒とともに。つまり最高ってことです。好きなものを好きなタイミングで、好きなだけいただけるスタイルもまた、大人にはうれしいですよね。私が伺ったのは10月でしたが、寒い冬にいただくおでんというのもまた、格別だろうなあ〜〜。
おでんと日本酒を堪能した後は、1杯だけワインが飲みたくなり（まだ飲みます）ワインバーの「伊東商店」へ。
音楽好きの店主・伊東さんがセレクトする音楽が流れる、なんとも心地良いお店。ナチュラルワインを楽しむことも、ディナーの後にカフェとしてコーヒーを飲むこともできます。色々な場面で使い勝手が良く、ついついふらりと訪れたくなりそう。
帰りは長町武家屋敷跡を通り、ゆるゆるのんびりと歩いてホテルまで。金沢は街が適度にコンパクトなことも魅力ですね。伝統あるものと新しいものが調和し、とにかく街が美しい。しかもこれみよがしではなく、さりげなく品よく美しい。夜のお散歩も風情があります。
楽しい体験だらけで、大作になっておりますが！！ 次回2日目も美味しいものを食べたり、ワークショップに参加したり、あれこれやっておりますので、お楽しみに〜。
構成／幸山梨奈
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