MAKO2015さんからの質問
Q.
更年期→人生の終わり、と思ってしまって落ち込みます。

45歳の主婦です。実は最近更年期の症状が何となく出ていて。更年期→人生の終わり、と思うとウツっぽくなります。閉経年齢としては早いので、骨粗鬆症になるかもしれないとも言われました。まわりはホルモン補充療法を受けている人もいます。治療を受ければ体は元気になるのかもしれないけど、そんな治療を受けなくてはいけないような年齢になったんだ、ということ自体にも落ち込みます。すでに心も体もこんなに弱っていて、これからどうなるんだろうと不安でいっぱいです。更年期を過ぎればウツ症状は治まるのかもしれないけど……。

特別ゲスト 金子稚子さんの回答
A.
更年期は、これからくる老後に向けてのトレーニング期。今どう過ごすかはとても大事ですよ!

まずお伝えしたいのですが、更年期は人生の終わりなどではありませんよ! 多分、このように思ってしまうのも更年期症状の一つなのかもしれませんね。お医者さんに相談されたり、きちんと治療を受けたりなされば、きっともう少し客観的に自分の身体の変化を受け止められるようになるのかなと思います。

そもそもまだ45歳。今や日本人女性の平均寿命は約87歳なんですよ。となるとMAKO2015さんの場合、あと40年以上……。そんなにも長い時間を苦痛に感じながら生きるのは、大変もったいない。そして、つらすぎます。だから、そのためにも医療とうまく付き合い、医療の力を上手に借りることをお勧めしたいと思います。お医者さんだとなかなかハードルが高くて……と思われるなら、薬剤師さんもいいですよ。お近くの薬局に、何でも気軽に相談できる薬剤師さん、できれば更年期を経験された自分より年上の女性の薬剤師さんがいるといいですよね。ちょっと意識して探してみてくださいね。

私の友人もMAKO2015さんと似ていて、「更年期=女の終わり」というような考えを持っていたのですが、フランスに留学して大きく変わりました。フランス人の「更年期とは単に、骨粗鬆症のリスクが高まってくる時期に過ぎない」という考え方に触れ、今では「たしかにそのとおりだ」と思うようになったそうです。「だからそんなに思い悩まず、骨粗鬆症にならないように気をつけているだけ」だそう。

このように、更年期は、考え方一つでいくらでも受け止め方を変えられるものです。だからMAKO2015さんも更年期についていろいろ本など読んでみて、また地域で更年期の講座など勉強の機会があったらぜひ参加してみて、どうかイメージを変えてください。

それに、老化というのはこれからもっと押し寄せてくるもの。脅かすわけではありませんが、ここで立ち止まってる場合じゃないですよ! ご高齢の方のお話を伺っていると、本当にさまざまなことが起こります。それこそ自分が認知症と診断されたら、認知症は「完治する」ことはないので、もっと厳しいことに直面することになります……。

その点、更年期の時期はまだ打てる手がいっぱいあります。時期が過ぎれば終わるし、症状を和らげる方法もたくさんあります。落ち込むより、むしろ老後に向けての“心のトレーニング”の時期と考えて、老化という自分の身体の変化を受け入れる心や、それに応じて生き方を変えていく柔軟性を身につけるつもりで過ごせたらいいなと思います。同世代の私も同じです。一緒に頑張りましょう!

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PROFILE
  • 金子稚子(かねこわかこ)1967年生まれ。終活ジャーナリスト。終活ナビゲーター。一般社団法人日本医療コーディネーター協会顧問。雑誌、書籍の編集者、広告制作ディレクターの経験を生かし、死の前後に関わるあらゆる情報提供やサポートをおこなう「ライフ・ターミナル・ネットワーク」という活動を創設、代表を務めている。また、医療関係や宗教関係、葬儀関係、生命保険などの各種団体・企業や一般向けにも研修や講演活動もおこなっている。2012年に他界した流通ジャーナリストの金子哲雄氏の妻であり、著書に『金子哲雄の妻の生き方~夫を看取った500日』(小学館文庫)『死後のプロデュース』(PHP新書)『アクティブ・エンディング 大人の「終活」新作法』などがある。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る