ポッドキャスト『キャリコン編集長通信 – 仕事と人生の話をゆるゆると - powered by mi-mollet』は、キャリアコンサルタントの資格をもつ「mi-mollet(ミモレ)」編集長・川良咲子が、「職業キャリア」だけじゃない「ライフキャリア」について、誰にでもわかりやすくのんびりお伝えしていく番組です。
第92回は、バタやんこと講談社人事部長の川端里恵さんと「キャリアの伏線回収」についてお話ししました。
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今回は人事部長のバタやんと一緒に「会社員のキャリアの伏線回収」について考えてみました。
会社員には、部署異動や昇進、出向など、職務環境や内容、職責の変化がつきものです。
キャリアには「外的キャリア」と「内的キャリア」があり、これらは「外的キャリア」にあたります。「外的キャリア」だけに依存し、翻弄されてしまうと会社員生活はどこかでしんどいものになってしまうと私は思っています。
少し整理しますと、
✅ 「外的キャリア」とは、職種・職位・資格・技能・実績・年収など、外から見たキャリアのことです。
✅ 「内的キャリア」とは、仕事のやりがい・生きがい・自身の成長に対する喜び・仕事を通じた人との関わりの中で得られる満足感など、自分の中にある認識や価値観を指します。
「外的キャリア」に振り回されず、「内的キャリア」を築き上げるにはどうしたら良いか、「自分にはキャリアと言えるものはないんじゃないか」と悩んでいる人をどう支援したら良いんだろうとずっと思ってきたのですが、バタやんはそんな皆さんに「回収していない伏線があるよ」と伝えたいと言っていました。
職務経歴書にはあらわれない、自分でも忘れていた、あるいは気づいていなかったストーリーを掘り起こすことが重要なんですね。
たとえば「00年にデジタルの営業部署にいて、まだ電子書籍の黎明期だったタイミングで、多分みんなも好意的でなかったであろうときに、契約をまとめたり条件をまとめたりするところに立ちあった」みたいな経験が、実は今でも仕事においてやりがいを感じること・大切にしている信念の礎になっているかもしれない。社内の経歴には書かれていないけれど、その人のストーリーの中では大切なポイントで、たとえば今まさにビジネスの転換点に直面する部署に異動していくこの方にとって重要な「伏線」だったかもしれない。
バタやんと話をしていて、
キャリア面談とは伏線回収のことである!
と思いました。伏線回収面談。キャリア面談というとピンとこない方も、自分のこれまでのストーリーの伏線を回収することには興味を持てるのでは⁉️
人生は編集可能な物語。過去のストーリーを整理して、伏線を回収すると同時に、未来に向かって伏線を貼り続けることこそが、自律的なキャリア形成につながるのかなと思います。
詳しくはぜひポッドキャストでお聴きください。
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