いびきが気になるときは枕の高さ変更+舌まわし体操で対処
●いびきが気になったら枕の高さを見直して呼吸しやすい状態を
●舌まわし体操を一日3回やるといびき改善に
●舌まわしとともに眼球もまわすと疲れ目対策にも!
いびきは、気道(空気の通り道)が狭くなることによって起こる現象です。まず、枕の高さを見直して、呼吸がしやすい状態をつくりましょう。高すぎても低すぎても気道が狭くなります。
また、顔やあごのたるみが気になってきたら、気道も狭くなりがちです。ぜひ、「舌まわし体操」で筋肉を鍛えましょう。
口を軽く閉じた状態で、外側の歯ぐきの根元を舌先でプッシュしながらゆっくりまわすだけ。左まわり2回、右まわり2回を1セットとして、朝昼晩に各3セット以上行いましょう。最初は舌が疲れるので、徐々に回数を増やしていくといいでしょう。
この体操はいびきのほか、二重あごやほうれい線、顔のゆがみにも効果的。また、唾液の分泌が増えるので、口臭や歯周病予防などいいことづくしです。慣れてきたら舌と一緒に眼球もまわすと疲れ目やドライアイにも効きます。気づいたときに試してください。
著者プロフィール
三橋美穂(みはし みほ)さん
睡眠の専門家としてキャリア28年、累計900回以上の講演・セミナー・研修の講師を務める快眠セラピスト・睡眠環境プランナー。寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、とくに枕は頭を触っただけで、どんな枕が合うかわかるほど精通。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディネートなども手がける。主な著書に『眠りのさじ加減 65歳からのやさしい睡眠法』(青志社)ほか多数。日本語版を監修した『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』(飛鳥新社)は100万部を突破。わかりやすく実践的なアドバイスには定評があり、NHK「あさイチ」TBS「ひるおび」日本テレビ「ヒルナンデス!」など、テレビ番組にも出演多数。
https://sleepeace.com/
『オトナ女子の不調と疲れに効く 眠りにいいこと100』
著者:三橋美穂 かんき出版 1650円(税込)
「ちゃんと寝てるつもりなのに、朝から疲れてる」「ベッドに入っても、なかなか寝つけない」といった眠りにまつわる定番の悩みから、「生理中、おなかが痛くて眠りが浅くなる」「冷え性で足のむくみがつらい」といった女性ならではの悩みまで。心と体を「眠り」の力で元気にする100のメソッドを紹介します。比較的簡単にできる快眠法が多いのが魅力。分かりやすくまとめられているので、その時々の悩みに合わせて、該当する項目だけを参照することもできます。
イラスト/山麦まくら
構成/さくま健太
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