現在N.Y.で開催中の2017SSファッションウィーク。中でも注目されていた、カニエ・ウエストが手がけるYeezyの4シーズン目のコレクションとなるショー。アナ・ウィンター様やらカリーヌ・ロワトフェルド様にダイアン・フォン・ファステンバーグといったモード界の大物たちもフロントロウに集まる中、屋外で開催されたショーがなにやらカオス状態だったとのニュースが。

暑い日中のルーズベルトアイランドの屋外でのショーは、まず開幕まで一時間、会場の青空が映し出されたスクリーンにカニエのアルバム『The Life of Pablo』をBGMにした映像が延々とかかり、ようやく1時間40分後にモデルたちが登場しそれぞれの配置に着く。→1時間50分後にはランウェイにデザイナーであるカニエが登場。→2時間10分後には、暑さのあまり一名のモデルが失神。ほかにも長時間の立ちポーズと熱気にヤラれて、芝生の上に座り込むモデルたちが数名見られたそう。

アートエキシビジョンとミュージックライブを融合させたようなプレゼンテーションだった、Yeezyのショー。見応えはあったと思うけれど、失神しちゃったモデルは災難。

まだまだ残暑厳しいN.Y.の屋外(しかも真っ昼間)で1時間半以上も待たされるなんて想像するだけでも体力的みも精神的にもキツそうな上、モデルまで気絶してしまうとは。

カニエによるショーの演出は今回もかっこよかったみたいだけど、大絶賛されたシーズン3の内容に比べると新鮮さはなかったとの評判も聞こえています。それでもセレブもこぞって着たがるほどクールなYeezyのアイテムは、きっと来シーズンも引き続き売れまくるんだろうな。

ショーの前には「今回俺が関わったのは子供服ラインだけだ」なんてSNSでコメントしていたけれど、どうやらそれは単なる話題作りのための発言だったよう。ファッションショーではヌードカラーやブラック、カモフラージュ柄を基調としたスポーティなルックを披露して、観客たちから拍手喝采を浴びていました。
写真:アフロ