トスカーナのヴィラのキッチンの電子レンジの上に、この照明がありました。本来なら、どこかに挟んで止めるのですが、ここにはそういう突起がありません。こんなとき、私なら置き型の新しい照明を買うか、この照明を使うにしてもスタンドにできそうなものを買うでしょう。いずれにしても「買う」と思うのです。でも、この別荘の住み手は違いました。木の枝(多分周囲に落ちていたのでしょう)を台にしたのです。すべすべとした石と木彫りの人形まで一緒に。「買う」のではなく「探す」。そこには「考える」という行為も加わります。どうしたら、もっと楽しい空間になるだろうと。あなたならどうしますか?
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