スーツ派&セットアップ派
今の正解はこれ!
by望月律子
ミモレ読者からの多くの要望にお応えして始まった「おしゃれな仕事服」特集。数多くの女性誌で活躍する人気スタイリストの望月律子さんが、ミモレ世代におすすめのおしゃれな仕事服を提案します。「仕事服にこそ新鮮さとワクワク感が必要」と言う望月さんのコーディネートは、どれもすぐに真似したくなるものばかり。第3回のテーマは働く女性の必須ワードローブである「スーツ」と「セットアップ」。選び方から着まわし術まで教えていただきました。
スーツ派は
ボトムのシルエットが今っぽいものを選ぶのが正解
「スーツをおしゃれに着るには、ボトムの丈感やシルエットが大事。今ならフルレングスよりも、足首が見える9分丈くらいのテーパードパンツがおすすめです。ジャケットは定番のテーラードジャケットが、他のボトムを合わせるときにもバランスが取りやすいんです」と望月さん。色は黒やネイビーよりも、たとえば今回コーディネートに使っているカーキベージュのようなニュアンスカラーを選ぶと印象が固くならないそう。

スカートで色を足して華やかに

ロングカーディガンで
すっきりIラインに

脚長スエットパンツで上品カジュアルに

セットアップ派は
素材感やデザイン性のあるものを選ぶのが正解
ここ数年、バリエーションが豊富になってきたセットアップ。オフィスで着るならどんなものを選ぶが正解なのか望月さんにお伺いすると……。「シンプルなデザインで無地のものは、セットで着たときにオケージョン服に見えてしまう可能性が。ツイードやフラノなど素材感のあるものを選ぶとセットでも単品でも着こなしやすいと思います」とのこと。今回のコーディネートで使っているものも立体感のあるループツイード。トップスはボートネックで七分袖、つかず離れずなシルエットで、さっと着てもサマになる一枚。スカートもフロントにスリットが入っていてコンサバになりすぎず、休日にも取り入れやすい作りになっていました。


RITSUKO'S コメント
ループツイードのセットアップの足元をパンプスにすると、ややコンサバになりすぎるので、今ならショートブーツがおすすめ。端正なセットアップほど、どこかカジュアルな要素をプラスすることで、親しみやすく抜けのある着こなしになるんです。
ガウチョパンツで軽快に

合わせてマニッシュに

MIXコーディネートを楽しむ

\これもお見せしたかった!/
グレー地に茶のストライプが入ったイネドのスーツは、ジャケットのすそのカットに丸みがあり、柔らかな雰囲気。ネイビーのセットアップは、トップスのすそがラッフルデザインになった動きのある一枚。どちらも色はシックながらも、デザインにほどよく甘さがあって、フェミニンな着こなしが好きな方におすすめしたいセットです。
スーツやセットアップでここまで幅広くコーディネートができるなんて“目からウロコ”でしたね。普段はスーツ派、セットアップ派じゃない方も、着てみたくなったのではないでしょうか。11月18日に公開になる第4回では、「着るだけで端正な美しさを演出してくれる“神トップス”」をご紹介します。お楽しみに!
「望月律子さんの結論〜働く服こそ新鮮さとワクワク感が必要です」のバックナンバーはこちら>>
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取材・文/幸山梨奈 構成/川良咲子(編集部)
RITSUKO'S コメント
おしゃれなワーキングスタイルを作るには、コーディネートも大切ですが、服そのものの力を借りるというのもひとつの手。たとえばこのスーツなら、フラノ素材の光沢感が陰影になり、さらりと着るだけでもシャープに見せてくれますし、色自体に抜け感があるニュアンスカラーで、インナーや小物の合わせる幅が広いのもうれしいところ。9分丈のテーバードパンツは足首が見えるので、きりりとしていながら、女っぽさも感じさせてくれます。