妹、といっても、本当の妹でありません(私は兄、弟にはさまれた中間子です)。ある時期、毎晩飲みに連れまわしまくってしまった会社の後輩=心の妹です。

今回は、結婚式のドレスアップのお話。

『妹』の挙式&披露宴でのドレスアップ   by大森葉子_img0
ヘアはキュッとタイトなシニヨンに。赤リップを引いて、いざ、鏡で全身を引いて見てみたら……「あれ、フィギアスケートの選手みたい!?」と思いましたが、ヘアをやり直す時間がなかったので、このまま列席してみました。

基本的には、白(または、それに近い色)を選ばず、花嫁を凌駕するほどに(笑)華美になりすぎず、ご親族に失礼がないようカジュアルになりすぎず……という基本的マナーを遵守する以外は、式や宴に“華を添える”を意識すればよいかな、と思っております。

ここ昨今はカジュアルな結婚パーティへの出席が多かったので、久しぶりの都内ホテルでの挙式&披露宴へのご招待に、「あれ、何を着ればいいんだっけ?」としばし思考停止してしまいました……まず失敗はない和装での列席も考えましたが、今回は諸事情により洋装で臨むことに。

ベアトップのオールインワン(暖かい季節の1.5次会的パーティでは、ベアのままで。まったく違う印象に!)の下に黒レースのブラウスをレイヤードしました。基本的に洋装でのドレスアップはストイックにまとめるのが好きなので黒一色で。とはいえ、地味にはならぬよう、今回は、胸元のビジュー、レースの透け感、足元のエナメルの光沢感を重ねて。

ミモレ世代の披露宴でのドレスアップは一歩間違えると若作りに見えたり、マダム感が出てしまったりとなかなかに悩ましい――そんな中での私の現時点でのドレスアップ必勝哲学は、シンプルなデザインでラグジュアリーな素材感のものを選び、髪型もふわふわさせたヘアアレンジはせず、メイクは肌で正装感を、であります。

『妹』の挙式&披露宴でのドレスアップ   by大森葉子_img1
ミモレ世代のドレスアップメイクは肌が命。ポイントは3つ下地をフェイスラインや首まできちんとのばすこと。ファンデーションは顔の頬の中央を中心にのばし、フェイスラインまできちんと均一にのばさないこと。パウダーはくずれやすくテカりやすいTゾーンのみおさえる程度に。これで、集合写真で“顔だけ白浮きお化け”になるのが防げます!

<左から>今回は品のよいツヤ感を心がけ、バーバリーの下地(フレッシュグロウ ルミナスフルイドベース 01)とファンデーション(ブライトグロウ ファンデーション)を投入。頬骨の高い位置のハイライトゾーンのみ、ジバンシーのピンクの下地(メモリー・フォルム・ハイライター 01)をほんの少し重ね、さりげなく立体感と華やかさをON。

大森の5分でできるおよばれメイクvol.1はコチラ>>>
大森の5分でできるおよばれメイクvo.2はコチラ>>>


ちなみに、「結婚したい」が口癖だった心の妹の婿探しのために、幾度となく男の子との飲み会をセッティングしてきました。でも、まったく進展せず! 結局は、私が知人と飲んでいる席で、ノリでそれぞれの知り合いを呼び出すことになり、そこに顔を出した男の子と意気投合。こちらも驚くスピードで、この日の挙式へといたりました。いろいろ策を練るより、無策のほうがうまくいくこともあるものだ、と二人の晴れ姿を眺めながら思った次第です(笑)。

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今まで見たことのない菩薩のように穏やかで美しい妹の表情に、挙式中こみあげてくるものがありましたが、披露宴開始早々のスピーチを承っていたので必死にこらえました。


とにもかくにも、新郎はとってもいい奴らしいから、どんなことがあっても我慢しなさい……そして、どうしても、どうしてもだめだったら泣きついておいで、妹よ!


CREDIT:
オールインワン/マックスマーラ
ブラウス/ZARA
バッグ/シャネル

靴/マーク・ジェイコブス  

アイコン画像

大森葉子

主にビューティ担当。「今日は夏休み?」と聞かれてしまうほどの“ど”カジュアルと「今日は何かあるの?」と聞かれてしまうほどのデザイン性のある服が好き。ほぼ“一目惚れ”買い派。

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