きょちゃんさんからの質問
Q.
年々キャパが狭くなる自分に不安を感じています。

以前はもっとオープンマインドでフランクに人付き合いができ、友達もすぐに作ることができました。しかし近年、自分と同じ世代の友達を作ることが難しく感じます。それは相手も同じで、閉鎖的になる部分も出てくる年代だからと分かってはいますが……。また長年付き合ってきた友達も、今までは目をつむれた部分につむれなくなってきています。そんな柔軟性の欠けてきたことに、自己嫌悪に陥る今日この頃です。意固地な老人になってしまったらどうしよう……と、漠然と心配になります。小林先生のようになるのは高望みだとしても、年齢なりの包容力を持ち合わせたいと思うのですが……。

特別ゲスト 小林照子先生の回答
A.
年齢も性別も不詳になって、人間関係を広げていけば大丈夫よ!

年下の友人を作ればいいじゃない!? それで自分が年齢不詳になればいいのよ。

年齢を意識しすぎないことは、私も推薦いたします。というのも私はメイクの学校を運営しているから、プロを目指している17、8歳の生徒と接する機会がいっぱいあるの。スタッフだって、私に比べたらうんと若いわ。まわりに同年代の人なんてほとんどいないけど、楽しいわよ。むしろ同年代の友達ばかりだと、どんどん亡くなっていっちゃうから寂しいものです。

相手が若いからといって、無理して上の立場から接する必要はないんですよ。年齢問わず、ナチュラルな感覚で付き合えばいいの。きょちゃんさんはオープンマインドでフランクな性格とのこと。若い人は、そういう大人が大好きよ。しかも彼らより人生経験は豊富だから、きっと素敵な大人として受け入れられると思うわ。そうやって人間関係を広げてください。

さらにいえば、年齢だけでなく性別にもこだわらず広げていくといいと思いますよ。

私の友人にね、50代で亡くなった女性がいるんだけど、彼女のお葬式では、10代や20代の男の子たちがワーワー泣いていたんですよ。彼女は若くして旦那さんを亡くしていて、子供が巣立った後は、ずっと一人だったんですね。あるとき私に、「一人で酔っ払って家に帰ると寂しい」とつぶやいてきて。だから私、言ったんです。「一人じゃなくなるためには恋人を作らなきゃって思うけど、そうじゃなくても、若い人の面倒を見ればいいじゃない?」って。そうしたら彼女はそれを実行して、その結果、若い人たちがワーワー泣くお葬式になったんですよ。

年齢不詳万歳。性別不詳万歳。きょちゃんさんにはその才能があるから、いくらでも友達ができますよ!

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PROFILE
  • 小林照子(こばやしてるこ)1935年生まれ。美容研究家。現在のコーセーを経て、1991年に「美・ファイン研究所」を設立。モデルや女優、政治家など何万人ものイメージ作りを手がけるほか、[フロムハンド]メイクアップアカデミー、青山ビューティ学院高等部東京校・京都校の学園長も務めている。最新著書『80歳のケセラセラ。いくつになっても「転がる石」で』(講談社)が好評発売中。プライベートでは27歳で結婚。娘の小林ひろ美さんは同じく美容家として活躍中。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る