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【動画】呼吸で「固まった肩・首・腰まわり」をゆるめよう!

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コンディショニングトレーナー坂本真理さんによる、ミモレ世代が「心地よさ」を取り戻すための5つのレッスン。今回は「固まって、硬くなった肩・首・腰まわり」をゆるめる呼吸です。

こんな人におすすめ!

☑慢性的な首&肩こり、腰痛に悩んでいる

☑睡眠時間をきちんと取っているのに眠気、疲労感がある

☑便秘がちだったり、お腹が張りやすかったりする

「浅い呼吸は“胴体をつぶしている”ようなイメージなんです」と坂本さん。
胴体をつぶしている!? 耳慣れないながら不穏な言葉を解説してもらうと、
「浅い呼吸だと肺も膨らまないし、横隔膜もあまり動かず内臓も刺激されません。すると、肺のすぐ上にある鎖骨や、横隔膜と内臓の動きでゆるむ骨盤・股関節まわりが硬くなってしまいます。肩・首こり解消のコツは骨盤・股関節まわりの血流の良さと筋肉の弛緩なので、呼吸とこりは密接な関係にあるんですよ」


肩こり・首こりを解消!
呼吸で骨盤&鎖骨をゆるめる方法


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「固まって硬くなりがちな鎖骨や股関節・骨盤まわりの緊張を開放していく2つの呼吸をマスターしましょう。肩・首こりや腰痛の改善につながります」と坂本さん。
2つとも仰向けで行うので、寝る前のベッドの中など気軽にできるのも魅力です。
 

まず、1つ目の骨盤まわりをゆるめる呼吸法は、

「骨盤の脇(骨盤を手で触って出ている骨の内側)に親指以外の4本の指をグイッといれて、鼻呼吸をゆっくりスタート。

深い呼吸で、肺→横隔膜→下腹部に息を入れていくイメージをしながら、
吸う息で骨盤に入れた指が押し上げられ、吐く息で指が沈んでいくを感じます。
これを5回ほど繰り返しましょう」

2つ目は鎖骨まわりをゆるめる呼吸法で、

「同じ姿勢のまま、左の手で右の鎖骨の下をおさえます。
息を吸って鎖骨の下がフワーッと息で膨らみ、息を吐いて鎖骨の下から息を抜くようなイメージで鼻呼吸を続けます。難しい場合は、最初はイメージだけでも十分。左右5回ずつが目安です」


寝る前に行うと、睡眠の質も変わっちゃう!

親指以外の4本の指をグッと骨盤脇に入れます

「筋肉の緊張をゆるめず、ギュッと縮こまったまま寝ても、なかなか疲れは取れないものです。小さな子どもは寝返りを何度もうって、寝相もダイナミック(笑)なのは、寝返りによって筋肉と神経をゆるめて1日の疲れをリセットしているから。寝返りと同じようにゆるめる効果がこの呼吸法にはあるんですよ。

お腹が張りやすい人や便秘がちな人にも、ガスを溜まりづらくするこの呼吸法は効果的。子宮も外からの刺激を受けて血流が良くなり、ホルモンバランスが整うことも。」

鎖骨まわりは想像以上に硬いんです。呼吸でゆるめましょう!

「太ったわけではないのに、鎖骨が埋まってくる、胸の上(デコルテ)が張ってくるのは老廃物が溜まっているサイン。深い呼吸で鎖骨のラインもキレイに浮かび上がってきますよ」
 

コンディショニングトレーナー
坂本真理さん

カラダ大学」代表。NCA認定コンディショニングトレーナー、A-YOGA認定インストラクター。約15年間、ライターとして健康分野の記事を執筆するかたわら、運動指導をスタート。健康や美容に留まらない身体の智慧を引き出し、「身体と感情と思考」を一緒に整えていく「PQ学(身体的知性)」を提唱している。現在は、カラダ大学にてワークショップや講座、パーソナルセッションを行う。

 

第一回「『心地よさ』を取り戻す5つのポイント」はこちら>>
第二回「呼吸で『頭の中をからっぽに』しよう!」はこちら>>
第四回「『筋肉のしなやかさ』を取り戻そう!」はこちら>>
第五回「プチ不調は『下半身を鍛える』ことでラクになる」はこちら>>
第六回「呼吸だけで『カラダを温め』よう!」はこちら>>

協力:Kyoto MBM Labo
撮影・動画編集/松尾健太(豊国印刷) 取材・文/藤本容子 構成/川端里恵(編集部)