こんにちは、ミモレの川端です。
「家売るオンナ」のリターンズやってましたね。三軒家万智、大好きだったので嬉しい! 白州美加(イモトアヤコ)がやっぱりすごくよかった(笑)。

ベランダ読書、今週読んだのは沼田まほかるさんの『ユリゴコロ』です。

以前に単行本で読んで衝撃を受け、それ以来、沼田まほかるさんのファンに。印象的な表題の「ユリゴコロ」は「ヨリドコロ」を子供が聞き間違えたという造語なのですが、なんとも言えない想像膨らむ色気のある言葉ですよね。

 『ユリゴコロ』が、吉高由里子・松坂桃李・松山ケンイチら出演の映画化、9月に公開予定!というニュースを見て、文庫をあらためて購入し再読しました。(読み出したらほとんど忘れていて、また衝撃の展開!)

物語は、主人公・亮介が実家の押入れから殺人を告白した手書きのノートを見つけるところから始まります。

押入れから母の名前がついた髪の毛束(遺髪?)が出てきたり、幼いころ入院から自宅に戻ったら母が別人と入れ替わったような感覚がしたのを思い出したり、出だしはサイコホラーの様相。後半は一転して家族愛の話に変わるところがお見事! ホラーが苦手な人もぜひ。

夫が外に置く用のアウトドアチェアを買ってきてくれました! 念願の快適なベランダライフが実現。感謝!

さて、主人公・亮介が見つけてしまった「幼いころから人を殺したい衝動を抑えられなかった」と告白をつづったノートは4冊にも渡り、ある殺人鬼の女性の人生が淡々とつづられています。もしかして書き手は死んだ母なのか?

物語は、亮介の今(恋人にお金を持ち逃げされたり、こっちはこっちで大変!)と、告白ノートの内容がパラレルで進みます。

ノートを書いたのは誰なのか?というのは物語の主軸ではありますが、途中で多分、あ、こういうことか、と気づく人も少なくないと思います。

最後にもうひとどんでん返しが待ち受けていて、え〜この人が!?となる(私、二度目のはずなのにマジか!となってしまった)ところからは圧巻。

「沼田まほかる」って名前だけでもう怖そうですよね(笑)。まほかるワールドにハマるなら、そのほかのおすすめはこちら!

『痺れる』(光文社文庫)。孤独な女性になんらかの形で男性が一人現れて運命が狂っていく……というような9編の短編集。怖いけれど、ちょっとユーモアもあり。旅のお供や”まほかる入門”におすすめです。
『彼女がその名を知らない鳥たち』 (幻冬舎文庫)。33歳の北原十和子は、下品でお金もない佐野陣治(44歳)と付き合っているのだが、元彼の黒崎が失踪したと知り、陣治が殺したのでは?と疑い始める。登場人物の全員が最低なのですが(汗)、読むのをやめられない。

湊かなえさんと並んで「イヤミスの女王」と称されたりしますが、湊さんよりまほかるさんのほうが恋愛・愛憎要素が多め♡

いずれもひんやり怖く、暑い日に読むにはぴったりです!

ではではまた〜。