『tadaku』で初めて参加した、ゆるふわな「餡フラワー餅ケーキレッスン@韓国」が楽しかったので、次はどこの国の料理を教えてもらおうかな♫♪ とワクワクしながら検索開始。インド人マダムが教えてくれるインド料理にも惹かれたのですが、近場でのレッスンを予約してみました!
伝統的なフランスの家庭料理を、日本に駐在しているフランス人マダムが自宅で教えてくれるレッスンは、いまは夏季シーズンの新メニューになっていますが、私が申し込んだときの内容は、パンやデザートを含め9品がサーブされるゴージャスなもの。この日の参加メンバーは、数回目というレギュラーメンバーから、初参加の私まで7名。素敵な自宅のキッチンで、アットホームな雰囲気の中、レッスンがスタートします。
HPにはきっちりと「フランス語でレッスンを行います」と書いてあったのに、さらっと読みトバシ、きっと英語とか日本語とかもちりばめてくれたりして? と甘く見ていた私。何より、メニュー写真が美味しそうで、そちらにばかり心を奪われておりました……。
大昔、通っていたフランス修道会系の小学校では、週1時間のフランス語レッスンがひとつの売りでした。パリ帰りの日本人先生は、夏になると涼し気な刺繍のフレンチスリーブブラウスを着て授業をするのですが、腋毛が自然のまんま、しかもかなり濃いめで幼心に衝撃……。
“フランスでは腋毛はそのままが普通だしセクシー”“この地球には、いろんな文化、いろんな人がいる”と昭和40年代に知ることができたのはよかったと思います。さて、フランス語の授業は6年間で教科書の半分も終わらなかった、超スローペース。大人になってもフランス語を学ぶことはなく、私のレベルは小学校の時の「Je m'appelle Manami.」どまり。
伝統的なフランスの家庭料理レッスンに戻ります。コーヒーをいただきながら、先生の自己紹介からスタートです。もちろん、フランス語。次は、生徒さんの自己紹介を時計回りに……。みなさん、帰国子女だったり、仕事でフランス語を使っていたり、パートナーがフランス語圏のひとだったり、フランス語を勉強中だったり。めちゃくちゃ流暢なんです。ブラッシュアップや忘れないために参加しているレベル。たぶん、フレンチジョークとかもちりばめながら、自己紹介していたっぽい(あくまでも推測です)。レシピも当然のことフランス語です。というわけで、開始10分で「本日はみなさんの邪魔にならない、貝のような存在になろう」と心に決め、黙々とジャガイモの皮をむき、洗い物をするなど“働き”で“コミュニケーション力不足”をカバーすることにしました。
とはいえ、先生も生徒さんも、みなさん心やさしく、エレガントで和気藹々と共同作業での仕込みは次々と進んでいきました。料理はこんな感じです。
【新鮮なフランスパンとポークリエット】
いま話題の“こねないパン”も教えてもらいました! おすすめの酵母も! ココットを使うことで、おうちのオーブンでもカリカリ&ふっくらとおいしく焼きあがるのだそう。これは自宅でもやってみました(発酵不足で失敗したけどw)
【ポーチドエッグ】
【メカジキのグリル&マッシュポテト添え】
レモンピールをたっぷりと入れたマリネ液に十分浸したら、フライパンで焼きます。食べたことのないさっぱり感と淡白さが美味。3人がかりで皮を剥いたマッシュポテトを添えて、いただきます。
【ガレット・デ・ロワ】
冷凍パイシートを使うので本当に簡単。アーモンド粉のフィリングをつくり、フェーブを入れたら、あとはパイシートで包んで飾って焼くだけ。以来、ピカールのパイシートを冷蔵庫に常備するようになりました!
すべての料理が絶妙なタイミングで出来あがり、テーブルセッティングもパーフェクトに終わって、庭を眺めるサンルームに移動して、ブランチがはじまります。
食事の話題は、フランスの地方やフランス映画、子供の教育などなど、あっちこっち多岐にわたります(たぶんw)。スパークリングワインと白ワイン、赤ワインのおもてなしも生徒さんたちに大好評。ワインに詳しい生徒さんによると“かなりよいワイン”だったそうです。
美味しいながらも、ほぼ押し黙る数時間が無事に終了。年齢を重ねるにしたがって見た目の圧迫感が強くなっているので、これくらいおとなしくても丁度いい具合かもと食べてる間、ぐるぐる考えたり……。これ以降、『tadaku』には参加していないのですが、ミモレで告白したことで少し昇華できました(笑)。また、面白そうなレッスンを見つけて突撃し、ご紹介出来たらと思います♫
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