薬味を主役に! パクチーカレーで夏を乗り切る
食欲のあまりわかない日も、カレーなら……ということありませんか。カレーのマンネリを脱するコツを川上ミホさんに教わりました。
「実はカレーにもトレンドがあって、薬味&ハーブを添えものとしてではなく、むしろドバっと主役級に使うのがトレンド。“カレー×たっぷりの薬味”で、今年の夏はおしゃれに元気に乗り切りましょう!」
ライス、カレー、薬味の絶妙なトライアングル
「たっぷりの薬味を、スパイスの効いたカレーに合わせるのが、今年らしい一品。ルウはひき肉を使ったキーマカレーや、豆を使ったものなど、液体っぽくないアジアやインド系のカレーに合わせると相性がいいです。オススメのバランスは、ライス、カレー、薬味を3等分。薬味もスプーンですくって食べられるように、千切り、角切りで細かく刻みます。みょうがは形がかわいいので、それを生かした薄切りに。薬味のシャキシャキ食感が、カレーのアクセントになります。
<recipe>
材料
・ごはん お茶碗1.5杯分
・お好みのカレー 適量
・パクチー、しそ、みょうが、きゅうり 各適量
・ライム スライス1枚
作り方
ごはんを器の半分に寄せて盛り、上からカレーをかける。上に食べやすくちぎったパクチー、千切りをしたしそ、薄くスライスしたみょうが、サイコロ状に細かい角切りをしたきゅうりを順に並べる。最後にライムのスライスを添える。
薬味には食欲増進、殺菌効果、冷えた体を温めるなど、さまざまな効果があるため、昔から日本の夏には欠かせない食材です。「今年はパクチーやハーブなどアジアや西洋で親しまれる薬味も一緒に合わせるのが新鮮です。また、ルーの中にニンニクやショウガをすりおろして入れると、さらに美味しくなります。たっぷりの薬味で奥行きのある味わい、華やかな見た目のカレーは、食欲をなくしがちな暑い日におすすめです」
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取材・文/田中理恵 構成/川端里恵(編集部)
フードディレクター
川上ミホさん
国内外のレストランでの経験を経て独立。イタリアンと和食をベースにしたシンプルでストーリーのあるレシピとスタイリングに定評あり。書籍や雑誌、TVなどを中心に活動するほか、近年はレストランプロデュースや商品開発アドバイサーとしても活躍。東京・目黒区東山でプライベート・レストラン「5quinto」を主宰。インスタグラム @miho.kawakami.5