夏→秋のテーブルフラワーは枝ものを上手に使って
気温が上がる夏でも長持ちをする枝もののグリーンは、この時期のテーブルコーディネートにぴったりの植物です。食卓の周りを爽やかに彩る枝もののスタイリングテクニックを、川上さんに伺いました。
大人の夏のテーブルコーディネートは、グリーンをプラス
「夏の食卓に欠かせないのは、長持ちして清涼感を加えてくれる枝もののスタイリング。「生花は気温が高いとくたっとしてしまいますが、枝ものはお水をまめに交換してあげるだけで、1ヶ月以上長持ちします。秋までテーブルフラワーとして涼しげな景色を楽しめます。花瓶に活けるときは、瓶の高さを1として、約1.2の割合で高さを出すといいバランスになります。アクセントとして、リキュウソウなど、垂れるツル状のものをプラスするとおしゃれ感がアップします」
黒系の器×枝ものは、ビギナーこそ取り入れたいスタイリング
「お花を活けるなんて自信がない……という人ほど、花瓶よりも器に活けることをおすすめします」と川上さん。「器はカレー皿やサラダボウルなど、水が少し入る深さがあってシンプルなものなら、なんでもOK。ポイントは枝ものを片側に寄せること。それだけでしっくりくるので、枝ものは優秀です。長持ちするので、ときどき生花を加えてアレンジを楽しむのもいいですね。清涼感のあるテーブルを、残暑厳しい秋口までたっぷりと楽しみましょう!」
第一回「ガラスが主役の『夏のテーブルコーディネート』のコツ」はこちら>>
第二回「そうめんは”ひと口盛り”でおしゃれに!【動画つき】」はこちら>>
第三回「2017年のカレートレンド、ポイントは薬味の盛りつけ!」はこちら>>
第四回「パーティ映えするスイカの切り方【動画つき】」はこちら>>
第五回「夏のおもてなしには“飯台”を使おう!」はこちら>>
第六回「BBQをおしゃれにする『夏のサングリア』【動画つき】」はこちら>>
第七回「冷たい麺はお気に入りの中鉢皿で“着回しアレンジ”」はこちら>>
取材・文/田中理恵 構成/川端里恵(編集部)
フードディレクター
川上ミホさん
国内外のレストランでの経験を経て独立。イタリアンと和食をベースにしたシンプルでストーリーのあるレシピとスタイリングに定評あり。書籍や雑誌、TVなどを中心に活動するほか、近年はレストランプロデュースや商品開発アドバイサーとしても活躍。東京・目黒区東山でプライベート・レストラン「5quinto」を主宰。インスタグラム @miho.kawakami.5