

頭のにおいは皮脂と汗が皮膚常在菌によって分解や代謝されておこるもの。におう成分としては、「カプリル酸」や「カプリン酸」などの低級脂肪酸、「アルデヒド類」「ジアセチル」などの化学物質です。基本的に毎日シャンプーをしていれば他人に迷惑になるほど強い悪臭とはなりません。
本来は皮脂も汗も出ていること、皮膚常在菌も適度にいるということは、健康な状態を保っているという証拠であり、半日程度で悪臭を放ち、他人に迷惑になるほど分解代謝は進みません。ですが、それでも“頭がくさい”と感じるのであれば、現在の洗髪方法に問題があります。
カズピーさんが今お手入れしている方法では、においが残ってしまう可能性があります。
・ 湯洗いは短めにして
・ シャンプーの時間は少し多めにし、頭皮をもむように洗い
・ シャンプーの洗い残しがないようにすすぎを丁寧におこないましょう
そうすれば皮脂がしっかりとれますので、においが減ると思います。すすぎをしっかりしたあとにトリートメントをすれば、頭皮も毛髪も問題はありません。ヘアエッセンスやトリートメントに爽やかな香りの商品を使うというのも良いですね。
日常生活で頭皮のにおいをなくすることは難しいですが、減らすことは可能です。枕カバーはにおいが付く前に取り換えることや食生活は脂っこい食事が多くならないように気をつけてください。
- 岡部美代治さん(株)コーセーの研究所を経て(株)アルビオンにて商品開発、マーケティング等を担当。2008年独立し、現在は美容コンサルタントとして活動。商品開発、美容教育アドバイスなどをおこなう他、講演・セミナーの依頼や雑誌取材なども多い。この人の回答一覧を見る
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