こんにちは、編集・川端です。もう9月ですね〜。読書の秋ですよ(って最近あまり言わないですが)。今日は最近読んだおすすめミステリーをまとめてご紹介しますね。

まずは大好きな貫井徳郎さんの『灰色の虹』

久々に実家に帰ったときに借りて帰った本。母のおすすめにハズレなし!なのです。読み始めたら止まらず一気読みでした。

冤罪をテーマにした長編ミステリー。そんなに簡単に罪のない人が有罪になっっちゃうもんなんだろうか、と疑問を覚えながらも、「犯人ではない」と証明することって難しいんだなと思いました。

最後は家族の愛。どんでん返しはわりと途中から見えてしまうのですが、それでも結末を知りたいと読ませる展開はさすが。私個人的には、弟が被疑者になることで婚約破棄になってしまった姉に一番同情しました……。

続いても母の推薦、雫井脩介さんの『検察側の罪人』(上下巻)。

木村拓哉さんと二宮和也さんで2018年に映画公開が決定しているそう。今、書店店頭でも目立つところに陳列されているはず。

時効になってしまったある強姦殺人事件と老夫婦殺害事件。重要参考人として同じ人物が浮かび上がる。

過去の事件の未解決に無念の思いを残している先輩検事・最上(を木村拓哉さんが)と、彼を敬愛しながらも捜査方針に疑問を抱く正義感溢れる新米検事・沖野(を二宮和也さんが)。カッコいい男をカッコよく描く名人・原田眞人監督が手がけるとあって映画もすごく楽しみです!

私はあまり豊田に感情移入できず、途中から置いてけぼりになりかけましたが、会話だけでどんどん進んでいく雫井さんのキャラクター描写には魅力があります。見どころは緊迫の取り調べシーン。麻雀をネタにした駆け引きのシーン、何度読んでもわからなかったのですが、わかった人がいたら話を聞きたいくらい(笑)。

あっと言う間に読めてしまうので、上下巻セットで購入されることをおすすめします。

もう1冊は、北欧ミステリー「刑事マルティン・ベック」シリーズの『バルコニーの男』

物語は、バルコニーから街を見下ろす男の描写から静かに始まります。ストックホルムの公園で幼女が殺害される事件が連続して起こり、マルティン・ベック刑事たちは犯人逮捕に奔走するものの……。

面白いのは、この事件の目撃者が、公園で窃盗と暴行を働いた強盗犯と3歳の男の子だけ。どちらの供述もなんとももどかしいのですが……一気に解決する終盤は瞬きも忘れるほどです。

ストックホルムの景色や、当時の社会環境など、あまり知識がなかっただけにへえ〜と思うポイントがいっぱいで読み応えがあります。これが40年以上前に書かれたミステリーだという点もすごい! 全く古臭さを感じさせないんです。

早くこの「刑事マルティン・ベック」シリーズがどんどん新訳で文庫化されて欲しいな~~。

ではでは、また!

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